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【デメリットなし】大学3年生で教採を受験しよう!【教育界の問題点】

管理人

大学3年生で教採が受験できるようになりつつあります。
その仕組みやメリット&問題点についてご紹介します。

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大学3年生で教採が受けられる⁈

2023年1月20日、東京都教育委員会が次のような発表しました。

大学3年生等の前倒し
大学3年生等に、前倒しして一次選考の教職教養と専門教養を受験できるようになります。
3 年次の選考において、一定以上の点数を取った方を「選考通過者」とします。
選考通過者は、翌年度論文選考を受験し、その合格者について二次選考を実施します。

引用:令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6年度採用)における選考方法の見直しについて

これまでは短大で2種免許を取得する場合以外は、基本的に教採の受験は大学4年生以上でした。
それが大学3年生から教採が受験できるようになりました。

そして東京都教委の発表から1ヶ月経たずして富山県教育委員会も大学3年生で受験できるようになることを発表しました。
>>教員確保へ“新たな試験制度導入”…小学校教員採用試験では『大学3年生で1次試験』も 富山

この発表は大きな話題を呼び、教採の在り方や教育界の問題点についても是非が語られました。

今回は教採を大学3年生でも受験できるようになったことのメリット・デメリットや教育界の問題点についてご紹介します。
今後、教員採用試験を受験しようと考えている学生の方は、ぜひ参考になさってください。

この記事でわかること

  • 大学3年生で教採を受けるメリット
  • 大学3年生で教採を受けるデメリット
  • 教育界の問題点

大学3年生で教採を受けるメリット

チャンスが増える

まず、教員採用試験の受験スケジュールを見てみましょう。
こちらは東京都教育委員会が発表した受験のスケジュール例です。

引用:令和 5 年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6 年度採用)における選考方法の見直しについて

3年生で試験の全てを受けられるわけではなく、一次選考の教職教養と専門教養が受験できます。筆記試験を3年生の時に受験し、論文や二次選考は4年生以降に受験できる仕組みになっています。

3年生で受験して筆記試験に合格していると、翌年は筆記試験の受験が免除されます。ですので、論文対策や面接対策に時間を割くことができます。

そのため労力を分散することができるので、受験が楽になります。

また、筆記試験に必要な学力をキープする時間が少なくなるのもメリットの1つです。
教職教養はおおむね公立高校の入試問題レベルで、専門供応も大学入試が解ける学力なら合格点を取ることは可能です。つまり、大学入試に合格したときの学力をキープするだけで筆記試験で合格点が取れるわけです。

・4年生の夏まで学力をキープする
・3年生の夏まで学力をキープする
どちらが楽かは明らかです。3年生の時に教養試験を合格しておくと、その後の展開が楽になります。
3年生時に教採を受験すると試験の労力が減るのでオススメです。

就活の同時並行がしやすい

3年生の時に教養試験で合格しておくと、4年生の時に教養試験対策や受験日の時間が空きます。その分だけ就職活動などに時間が使えます。

近年「教員=ブラック」というイメージが広がりつつあります。
教員になるのかそれとも教員以外の道を選ぶのか。その判断はなかなか難しいものです。ですので、4年生になってから教採の残りを受けつつ就職活動がしやすい環境を作っておくと、人生の選択肢を増やすことができます。教採1本しかない人と比べると、進路の安定感に大きな差が生まれます。

3年生で受験するメリット

  • チャンスが増える
  • 試験の労力を分散できる
  • 学力キープの労力が減る
  • 4年生時の時間が浮くので、就活などに時間が使える

大学3年生で教採を受けるデメリット

デメリットは特にありません。

あるとすれば
・試験日が1日分多くなる
・会場までの交通費が1回分増える
といったあたりです。

合格すれば、翌年の教養試験が免除。
落ちても翌年に受験可能。

ですので、3年生のうちに筆記試験を受けることに何のデメリットもなく、チャンスが2倍になります。合格した際には、翌年の負担が減るので、チャンスを増やしつつ負担を分散させることができます。

3年生で受験するデメリット

  • 特になし
  • 強いて挙げるなら試験日と交通費が1日分増えること

教採の前倒しに見る問題点

教採を大学3年生で受験できるのは、教員を目指す学生にとってはチャンスが増えてありがたいことです。
ただし、ここには教育界の抱える問題が現れています。

先述した通り「教員=ブラック」の風潮があり、教員の人気は年々下がっています。教員養成系の大学や学部の志願者も減っています。今後、教員の確保がより困難になっていきます

教員が確保できないことは、そのまま現場の教員の負担増や教育の崩壊につながります。
現に教員が確保できずに担任不在のままで新学期を迎える学校や、年度途中で休暇や退職した教員の代わりの講師が見つからず授業ができずに自習で済ませている学校も多くあります。

教採の受験時期前倒しは大学3年生やこれから教員採用試験を受験しようとする人にとっては嬉しい話です。しかし、教育界の追いつめられつつある状況が生み出した苦肉の策ともいえます。

教員に夢を抱いている方には伝えにくいことですが、今後も教員のブラックさが改善される見込みはまだ見えません。減っていく人手で増える一方の「○○教育」や定額働かせ放題の現状を乗り切っていく厳しさがあります。教員の働き方が根本的に見直されない限り、教員志望者が増えることは期待薄です。

関連記事
沖縄県の教採と今後の教育【低倍率化で教育崩壊?】

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受験前倒しの問題点

  • 教員の人気低迷による苦肉の策
  • 教員の確保ができないと学校現場はさらに厳しくなる。

教採対策オススメ書籍

教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。

その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
安い
と、メリットはたくさんあります。

もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。

教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。

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