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【2025年】秋田県教員採用試験の内容と倍率や合格へのポイント・対策

亀田不動滝(秋田県)|無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ
管理人

令和3年実施の試験以降、面接での日常英会話が休止となりました。英語教育が進む中での先進的な取り組みでしたが、受験者の負担が大きいせいか短い取り組みとなりました。英語資格による加点もなく、英語教育に対しては割と消極的に捉えている県だとも考えられます。

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  • 教採塾ブログ管理人
  • 教採対策サークル主宰
  • これまでに多くの合格者を輩出
  • 教員経験 小学校・中学

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秋田県が求める教師像

 秋田県が求める教師像として、次の5つが挙げられています。
秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験 実施要項より。

(1)教育者としての強い使命感と高い倫理観を身に付けている(使命感・倫理観)

(2)協調性と豊かなコミュニケーション能力を有している(人間関係形成力)

(3)教育的愛情にあふれ、児童生徒の心身の状況を踏まえ、受容的・共感的に理解ができる(教育的愛情と共感的理解)

(4)個性豊かでたくましく、常に学び続ける探究力を有している(豊かな人間性と探究力)

(5)教科等に関する深い専門的智識と広く豊かな教養を身に付けている(教科等指導の専門的知識)

これらを基盤とした実践的指導力を有する人が求められています。

倍率と採用予定人員

去年の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。

教員採用案内案内リーフレット実施要項より。

校種採用予定人員去年の採用予定人員採用数
小学校110名程度90名程度
中学校64名程度60名程度
高校26名程度23名程度
特別支援25名程度24名程度同程度
養護教諭11名程度8名程度
実習助手(特支)若干名若干名同程度
実習助手(工業)若干名若干名同程度
合計236名程度+α205名程度+α

去年の合格者数と比べて多くの校種で採用予定人員が増えます。秋田県全体では30名近くの大幅増加となります。

気になる倍率ですが、去年の2.9倍よりも低高倍率化することが予想されます。
理由は2点あります。
①採用予定人員の増加
②受験者数の減少

①採用予定人員の増加
去年と比べ、30名近い増加です。これは倍率の低下につながります。

②受験者数の減少
秋田県はこの数年で受験者数が大きく減っています。全国的に教員の人気が低迷していることの影響が秋田県でも見られます。
秋田県の受験者数と合格倍率は次のように推移しています。

年度受験者数合格者数倍率
R2997名301名3.3倍
R3913名314名2.9倍
R4730名244名3.0倍
R5639名216名2.9倍

秋田県はの受験倍率は全国平均と同じ2.9倍です。油断は禁物でしっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

教採対策オススメ書籍

教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。

その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
安い
と、メリットはたくさんあります。

もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。

教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。

筆記試験

筆記試験は教職教養と教科の専門教養が出題されます。

教職教養は日本国憲法や教育基本法などのいつの時代でも出題されるものから「こども基本法」「COCOLOプラン」など時代の流行で出題されやすいものまで様々です。

対策のオススメは最新の過去問を解くことです。
全国的にも出題の傾向は似ているので、受験先の自治体以外にも問題にあたってみることで確実な力をつけることができます。

また、教職教養の知識は面接対策に活きてくることも多いので、教職教養の対策は幅広くしておくと合格がより近くなります。

最新&問題数が多い過去問集がありますので、そのリンクを貼っておきます。

>> 最新の過去問集はこちら

教科の専門教養は、その教科を指導するのに最低限必要な学力を有しているかを見るための試験です。ですので、そこまで高い難易度の問題は出題されません。

合格の目安は
小学校 → 公立高校の入試問題で6割取れるレベルなら合格点
中・高 → 大学共通テストで6割取れるレベル
です。

このぐらいが取れるのであれば専門教養で不合格になることはまずないでしょう。ただし、あくまで目安なので場合によってはそれでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。

対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問の購入は早めにおこなうといいでしょう。

論文試験

第二次選考試験(一部の特別選考では第一次選考試験)で小論文試験が実施されます。

  • 50分
  • 600字以内
  • 5段階評価

50分で600字以内です。

時間に対して厳しい文量ではないので、落ち着いて取り組みたいところです。テーマについて考察し、自分の経験を絡め、何を書いていくかを決めていきます。整った構成で書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。

例として設問を見てみましょう。

小論文テーマ
小・中学校
 本県は、特別活動における目指す児童生徒の姿の一つに、「話合いの場において多様な意見を生かして、合意形成を図ることができる。」ことを揚げています。学級活動の話合いにおいて、合意形成を図るための手順や方法についてどのように指導するのか、志願している校種を想定して述べなさい。
高校
 秋田県教育委員会では、「2019年度学校教育の指針」において、「学びの質を高めるためのICT活用の充実」を重点事項の一つに揚げています。あなたは自身の担当教科においてICT機器をどのように活用したいと考えますか。活用する際の留意事項にも言及しながら述べなさい。

引用 秋田県公立学校教員採用候補者選考試験

ここで重要なのは

  • 問題の把握
  • 問題に対する取り組み
  • 関連する自らの経験

これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

また、選考基準は以下の通りです。

教育に対して使命感と問題意識をもちながら幅広く考察することができ、自己の主張を論理的に表現できるかどうかを、主に、
①内容、
②文章構成、
③文章表現力の
3つの大きな観点から5段階で評価します。

小論文の対策について、教採塾ブログでは小論文の添削をおこなっています。
A判定の取得経験のある専門スタッフが小論文を添削し、さらに

  • わかりやすい文章する秘訣
  • 説得力ある内容にする方法
  • 簡単に書くための型

をお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。

>> 教採塾ブログの小論文添削について詳しくみる

また、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。

>> 10回合格してわかった~合格できる教採小論文の対策

また、小論文対策のオススメ書籍をまとめています。
こちらも勉強の参考にしてみてください。

面接試験

秋田県では第一次選考で集団面接、第二次選考で専門(個人)面接が行われます。

集団面接

  • 5人グループ
  • 40分
  • 面接官3人

評価の観点

教育者としての強い使命感と高い倫理観を身に付けているか、また、協調性と豊かなコミュニケーション能力を有しているかどうかを、主に
①人間性、
②意欲・使命感、
③協調性・社会性

の3つの大きな観点から5段階で評価します。

過去の質問内容

  • 授業において、言語活動を積極的にするための手立ては教師として必要な資質とは
  • 授業で子どもが緊張気味で積極的な発言が見られない。どう指導するか
  • 職員室にいるときに大切にしていきたいことは何か
  • 自分から発表できない子にどんな手立てを行うか
  • 秋田県の教育指針についての考えは
  • クレームへの対応、不審者への対応について、職員室の一員として何をするか
  • いじめ、不登校を未然防止するためにできることを具体的に
  • 今、実践していることは何か
  • 最近のニュースで気になる話題は何か
  • 教師がSNSに書き込みや利用することに対する考え

専門(個人)面接

  • 20分
  • 面接官3人

評価の観点

教育的愛情にあふれ、児童生徒の心身の状況を踏まえ、需要的・共感的な理解
に関する深い専門的知識と広く豊かな教養を身に付けているかどうかを、主に
①生徒指導力、
②教科指導力、
③教育者としての資質

の3つの大きな観点
から5段階で評価します。

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる

と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。

教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして

  • あなたの長所と短所
  • 短所の改善方法
  • より面接官に伝わる面接の仕方

などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。

>> 教採塾ブログの面接練習について詳しくみる

また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業

評価の観点

個性豊かでたくましく、常に学ぶ続ける探究力を有しているか、また、教科等に関する深い専門知識と広く豊かな教養を身に付けているかどうかを。主に
①授業の構成力、
②専門的知識、
③創意工夫や引きつける力

の3つの大きな観点から5段階で評価します。

管理人

秋田県の教育については、以下の資料で詳しくまとめられています。面試験対策の参考になります。
「第3期あきたの教育振興に関する基本計画」
秋田県教員育成指標
学校教育の指針

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いっしー

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