九州

【2025年】鹿児島県教員採用試験の内容と倍率や合格へのポイント・対策

鹿児島県
管理人

鹿児島県は離島面積が日本一で、離島の学校も数多くあります。離島勤務や複式学級勤務などの可能性を考えて試験を受けるのがいいでしょう。

この記事を書いた人

  • 教採塾ブログ管理人
  • 教採対策サークル主宰
  • これまでに多くの合格者を輩出
  • 教員経験 小学校・中学

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試験の変更点

以下の変更点があります。

詳細は試験の変更点をご確認ください。

  1. 試験日程の早期化
  2. 「小学校」に加え,「特別支援学校(小学部)」県外会場(東京都,大阪府)で実施
  3. 実技試験(保健体育,音楽,美術,芸術)を2次試験で実施
  4. 受験年齢及び受験対象者の変更
    ・受験年齢要件を「59歳まで」に引上げ
    ・大学3年生以上を対象とした「教職教養チャレンジ試験」を実施
  5. 特別選考,加点申請の変更
    ・「現職教員特別選考」の1次試験免除の対象を拡大
    ・正規教職員経験者(本県,他県共通)を対象とした「正規教職員特別選考A,B」を実施
    ・英語の資格保有者等を対象とした「英語特別選考A,B」を実施
    ・スポーツ,芸術分野のスペシャリストを対象とした「スポーツ・芸術特別選考」を実施
    ・「大学推薦特別選考」の対象を拡大
    ・1次試験加点の点数アップと追加
  6. その他
    ・教員免許状が「中学校」のみでも「小学校」採用希望が可能に
    ・配点基準の変更

鹿児島県はこんな教師を求めています!

鹿児島県は4種類の教師像を挙げています。
試験要項より。

○心身ともに健やかで、明朗活発な教師

○高い専門性と幅広い教養をもち、謙虚に学び続ける教師

○情熱と使命感にあふれ、教育的愛情をもつ教師

○人間性豊かで的確なコミュニケーション能力をもつ教師

これらのことが求められています。

倍率と採用予定数

去年の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。

採用予定者数より。

校種採用予定者数去年の採用予定数採用数
小学校290名程度285名程度同程度
中学校150名程度150名程度同程度
高校45名程度43名程度同程度
特別支援52名程度54名程度同程度
養護教諭23名程度23名程度同程度
栄養教諭3名程度6名程度
合計563名程度561名程度同程度

去年の採用予定者数と比べ、校種ごとに増減があります。栄養教諭が半減の3名程度となりますが、それ以外の校種では大きな増減はありません。県全体でみても去年とほぼ同数の563名程度の採用予定です。

気になる倍率ですが、去年の2.19倍(受験倍率)よりも下がることが予想されます。
教員の人気が低迷していることもあり、全国的に教員の出願者は減っています。鹿児島県も年々出願者が減り、低倍率化が進んでいます。

鹿児島県の受験者数と倍率は次のように推移しています。

年度受験者数合格者数倍率
R21738名492名3.5倍
R31610名516名3.1倍
R41501名587名2.5倍
R51294名589名2.2倍

去年の教採倍率の全国は2.9倍です。それと比べるとかなり低倍率です。
とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

教採対策オススメ書籍

教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。

その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
安い
と、メリットはたくさんあります。

もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。

教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。

筆記試験

筆記試験は教職教養と教科の専門教養が出題されます。

教職教養は日本国憲法や教育基本法などのいつの時代でも出題されるものから「こども基本法」「COCOLOプラン」など時代の流行で出題されやすいものまで様々です。

対策のオススメは最新の過去問を解くことです。
全国的にも出題の傾向は似ているので、受験先の自治体以外にも問題にあたってみることで確実な力をつけることができます。

また、教職教養の知識は面接対策に活きてくることも多いので、教職教養の対策は幅広くしておくと合格がより近くなります。

最新&問題数が多い過去問集がありますので、そのリンクを貼っておきます。

>> 最新の教職教養過去問集はこちら

教科の専門教養は、その教科を指導するのに最低限必要な学力を有しているかを見るための試験です。ですので、そこまで高い難易度の問題は出題されません。

合格の目安は
小学校 → 公立高校の入試問題で6割取れるレベルなら合格点
中・高 → 大学共通テストで6割取れるレベル
です。

このぐらいが取れるのであれば専門教養で不合格になることはまずないでしょう。ただし、あくまで目安なので場合によってはそれでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。

対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問は早めに購入するか、売り切れの心配がなく即練習することができるデジタル過去問がいいでしょう。

>> デジタル過去問(教職教養)はこちら

>> デジタル過去問(小学校専門)はこちら

面接試験

鹿児島県では2次試験で個人面接が行われます。

  • 30分(総括面接20分+担当面接10分)
  • 200点
  • 面接官2人
  • 総括面接…自己申告書のこと、服務についてなどが多い
  • 担当面接…自己申告書のこと、生徒指導、教員の資質等についてが多い

過去の質問内容

  • 教員の志望理由
  • 鹿児島県の志望理由
  • なぜこの校種か
  • 公務員の服務は
  • 信用失墜行為、具体的には
  • どうしたら不祥事を根絶できるか
  • 全国学力テストでどうしたら学力あがるか
  • 命の大切さをどうやって教えるか
  • 少年団担当はできるか
  • 研究する教科は
  • ストレス解消法は
  • 健康面はどうか
  • 地方公務員法で、公務員の服務はどう書かれているか
  • 食育に関する法律には何があるか
  • 大学で学んだことは
    →それを教育にどう活かすか
  • 教師人生のビジョンはどのように立てているか
  • 小学校と中学校のちがいは
  • 小学校と児童クラブのちがいは
  • 児童クラブで気をつけていたことは
  • 支援員で印象に残っていることは
  • 褒めることで、子どもにどんな変化があったか
  • 部活、サークルでは何をしているか
  • 部活、サークルで学んだことは
  • 鹿児島県教育振興基本計画について知っていることは
  • 理想の教師は
  • 教師に大事な資質・能力を1つ
    →それをどう身に付けるか
  • 学力の向上のためにできることは
  • 中1ギャップとは何か
  • 中1ギャップにはどうしたらいいか
  • 子どもの不安を解消するにはどうするか
  • 子ども同士のコミュニケーションを増やしていくために、どのような取り組みをするか
  • 中学校までに身につけさせたいことを1つ
  • 授業で大切にしてる視点を3つ
  • 鹿児島県は南北600キロある。家から一番遠い勤務地はどこか
  • どこでも勤務できるか
  • 離島勤務はできるか
  • 離島の良い点と悪い点は
  • 離島の環境を生かした教育にはどんなものが考えられるか
  • ストレス解消法は
  • 勉強は何のためにするのかと子どもから尋ねられたらどう答えるか
  • 得意な科目は
  • 苦手な科目は
    →苦手をどう克服するか
  • 同僚と意見が違う場合はどうするか
  • 職場でのコミュニケーションで心がけていること
  • 虐待の可能性が高い子とその保護者がいれば、どう対応するか
  • 長所と短所は
  • 長所は教育にどう活かすか
  • 短所はどう改善するか
  • どの学年を持ちたいか
    →その理由は
  • 情報化の中で子どもに身に付けさせたい力は
  • ICT機器を使う時に心がけていることは
  • 子どもの学力差にどう対応するか
  • 生徒指導で大切なことは
  • 校務分掌では何をしているか
  • 保護者から信頼される教師とは
  • 地域から信頼される学校になるためにできる取り組みは
  • 道徳教育でやっていきたいことは
  • キャリア教育の推進のためにできることは
  • 郷土教育で子どもに伝えたいことは

    小学校・特支小学部は英語スピーチあり
  • 英語による自己紹介
  • 英語は得意か
  • 英語の資格は持っているか
  • 英語教育についての考え
  • 英語が話せない人が多いが、原因は何だと考えるか

グループ討議

  • 5人グループ
  • 35分
  • 200点
  • 面接官4人

過去の課題

  • 子ども向けに著作権についての寸劇を演じることになった。子どもにわかりやすいストーリーを具体的に提案せよ
  • 地域の伝統芸能は担い手が減少している。地域から学校に協力の要請があればどう対応するか。具体案を提案せよ
  • 若者の首都圏流出に対し、若者を地元ふるさとに留める有効な手立てを具体的に提案せよ
  • 20年後の学校像を具体的に提案せよ
  • 地域経済にプラスになるふるさと納税の返礼品やその方法について具体案を提案せよ
  • 日本の若者は海外の若者より将来に明るい希望を持つ割合が少ないと言われている。この実態に対して、学校はどう取り組むべきか。具体的に提案せよ
  • 日本在住の外国人が増え、学校では新しい対応が求められている、今後、学校がとるべき対応は何か。具体案を提案せよ
  • 学校の業務改善の推進について具体案を提案せよ
  • 小学校高学年から『浦島太郎』で、乙姫が浦島太郎に玉手箱を渡した理由を尋ねられた。そのように説明するか具体的な案を提案せよ
  • 学校の入学時期は4月か9月のどちらが適切か
  • 鹿児島県を訪れる観光客に対し、県民一人一人ができる「おもてなし」は何か。具体的に提案せよ
  • 小学校高学年向けに個人情報保護を啓発する標語を具体的に提案せよ
  • 教育的配慮を理由に昔話の残酷な表現が削除されている。そのことの是非を討議せよ

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる

と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。

教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして

  • あなたの長所と短所
  • 短所の改善方法
  • より面接官に伝わる面接の仕方

などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。

>> 教採塾ブログの面接練習について詳しくみる

また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

管理人

鹿児島県は人口減少。情報化、グローバル化への対応を進めています。鹿児島県の教育への理解を深めるには教育委員会の資料に目を通すことをおすすめします。
鹿児島県教育振興基本計画
 →概要版(リーフレット)
かごしま教員育成指標

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いっしー

教採塾ブログの管理人
全国68自治体の教採情報をまとめ、教採塾ブログを開設
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