

福岡市はこれまで全国でも有数の低倍率自治体として知られていましたが、近年は倍率が上昇傾向にあります。去年は3.1倍となり、全国平均の2.6倍を上回りました。特に今年度は採用予定者数が大幅に減少しているため、校種や教科によってはさらに競争が激しくなる可能性があります。
この記事を書いた人

- 教採塾ブログ管理人
- 教採対策サークル主宰
- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
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試験の変更点
以下の変更点があります。
詳しくは教員募集パンフレットをご確認ください。
- 選考区分「Ⅳ 社会人等」の第1次試験で、従来の教養試験ではなく「SPI3(基礎能力検査)」が導入
福岡市の「本市のあるべき教員像」
福岡市は「本市のあるべき教員像」として5つの項目を挙げています
福岡市教員採用HPより
- 向上心を持ち、子どもの学ぶ意欲と学力を高める学習指導ができる教員
- 人権感覚にあふれ、子ども理解に基づいたあたたかい生徒指導ができる教員
- 危機管理意識を持ち、子どもの生命や身体の安全を確保できる教員
- 協調性を持ち、同僚や保護者・地域等と協働しながら教育活動を推進できる教員
- 社会性を備え、法令を遵守しながら体罰や飲酒運転等の不祥事を根絶できる教員
これらのことが求められています。
倍率と採用予定者数
去年の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。
| 校種 | 採用予定者数 | 去年の採用予定者数 | 増減 |
| 小学校 | 110人 | 160人 | 減 |
| 中学校 | 115人 | 180人 | 減 |
| 特別支援 小学部 中学部 | 15人 30人 | 30人 40人 | 減 |
| 養護教諭 | 4人 | 8人 | 減 |
| 栄養教諭 | 2人 | 4人 | 減 |
| 高等学校 | 15人 | 10人 | 増 |
| 合計 | 291人 | 432人 | 減 |
去年と比べ、多くの校種で採用予定者数が減少しています。市全体でみると約140人減と、大幅な縮小となっています。
そして気になる倍率ですが、去年(3.1倍)よりも高倍率化する可能性があります。
高倍率化が予想される理由は、主に次の2点です。
①採用予定者数の減少
②受験者数の下げ止まり
全国的に教員採用試験の受験者数は減少傾向が続いていますが、近年は減少幅が小さくなっています。一方で、福岡市は今年度、採用予定者数を大きく減らしているため、倍率は上昇しやすい状況です。
福岡市の受験者数と受験倍率は次のように推移しています。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
| R3 | 1331人 | 610人 | 2.1倍 |
| R4 | 1212人 | 592人 | 2.0倍 |
| R5 | 1234人 | 464人 | 2.6倍 |
| R6 | 1340人 | 543人 | 2.5倍 |
| R7 | 1374人 | 441人 | 3.1倍 |
去年は採用数が絞られたことで倍率が3倍を超えました。今年はさらに採用予定者数が291人まで減少しているため、倍率は引き続き高めになることが予想されます。
また、全国平均倍率は2.6倍ですが、福岡市はそれを上回る水準になる可能性があります。以前は低倍率自治体として注目されていましたが、近年は状況が変化しているため注意が必要です。
とはいえ、しっかり対策を積み重ねれば十分に合格は狙えます。特に福岡市は人物試験を重視する傾向があるため、筆記対策だけでなく面接練習も早めに進めていきましょう。
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
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など。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
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もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
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筆記試験
筆記試験は教職教養と教科の専門教養が出題されます。
教職教養は日本国憲法や教育基本法などのいつの時代でも出題されるものから「こども基本法」「COCOLOプラン」など時代の流行で出題されやすいものまで様々です。
対策のオススメは最新の過去問を解くことです。
全国的にも出題の傾向は似ているので、受験先の自治体以外にも問題にあたってみることで確実な力をつけることができます。
また、教職教養の知識は面接対策に活きてくることも多いので、教職教養の対策は幅広くしておくと合格がより近くなります。
最新&問題数が多い過去問集がありますので、そのリンクを貼っておきます。

教科の専門教養は、その教科を指導するのに最低限必要な学力を有しているかを見るための試験です。ですので、そこまで高い難易度の問題は出題されません。
合格の目安は
小学校 → 公立高校の入試問題で6割取れるレベルなら合格点
中・高 → 大学共通テストで6割取れるレベル
です。
このぐらいが取れるのであれば専門教養で不合格になることはまずないでしょう。ただし、あくまで目安なので場合によってはそれでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。
対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問は早めに購入するか、売り切れの心配がなく即練習することができるデジタル過去問がいいでしょう。

面接試験
個人面接
二次試験で個人面接が行われます。
- 20分
- 面接官3人
- 配点90点(A~Dランク)
面接試験は模擬授業に引き続いておこなわれます。
模擬授業のことも質問されるので、模擬授業のできがメンタル的にも面接に影響を与えます。模擬授業の対策も面接対策になります。
評価の観点
評価の観点は選考基準等で公表されています。
本市の「あるべき教員像」の要素を基本とし、主として
教育的愛情、
向上心、
社会性、
コミュニケーション力
等の観点から、教員としての資質、適格性、人物性を総合的に評定する。
過去の質問内容
- 模擬授業で一番伝えたかったことは何か
- 自分の指導は何点か
- その理由は
- なぜ福岡市を受験したか
- どのようなクラスを作りたいか
- ネグレクトの家庭があればどうするか
- 苦手な同僚にはどう対応するか
- わかる授業とは何か
- 福岡市の教員として力を入れたいことは
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして
- あなたの長所と短所
- 短所の改善方法
- より面接官に伝わる面接の仕方
などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業
評価の観点
学習指導案作成、模擬授業及び口頭試問を通して、
教科等に関する専門知識や
授業構成力、
学習指導力、
生徒指導力
等を総合的に評定する。
採用区分及び教科ごとに、学習指導案作成、模擬授業、口頭試問を実施します。
なお、小学校については出題する教科を、特別支援学校については出題する領域及び教科を、事前に福岡市教育委員会ホームページに公表します。
①学習指導案作成
学習指導案(1 単位時間分の略案)は、提示する問題及び資料をもとに作成します。(30分程度を予定)
②模擬授業
学習指導案に関する模擬授業(授業の一部)は、教室で実施します。
30人程度(特別支援学校教諭については4~6人)の児童生徒がいる想定での実施となります。
③口頭試問
口頭試問は、模擬授業後に、学習指導案及び模擬授業に関して実施します。
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