九州

【2023年】熊本市教員採用試験のポイントと対策(採用増で倍率減)

熊本市では加点対象の拡充や受験機会の拡大が行われています。倍率の低下が年々進み、受験者にとって有利な状況が続いています。制度を上手に利用し、少しでも有利に進められると展望は明るいです。

試験の主な変更点

以下の変更点があります。
詳細は試験の主な変更点及び日程についてでご確認ください。

  1. 第一次選考試験会場の拡充
     →大阪会場を追加
  2. 小学校実技試験の見直し
     →水泳の実技試験を廃止し、合格者に対する研修に変更
  3. 中学校・高等学校実技試験を第二次選考試験へ移行
  4. 特別選考の新設
     →熊本市の臨時的任用教員等を対象とした特別選考の新設
     →他県等現職教員を対象とした特別選考の新設
  5. 加点制度を拡大
     →第一次選考試験で複数校種免許状取得者(見込者)に対する加点
     →司書教諭資格取得者(見込者)に対する加点の新設
     →第二次選考試験における加点制度の導入
  6. 第二次選考試験での配点の変更
  7. 高校改革に伴う特別選考の新設

複数の免許や英語資格を取得していると、熊本市だけでなく、多くの自治体で加点措置が受けられます。
チャンスや機会を増やす意味でも、併願を選択肢に入れるのはおすすめです。
参考)【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

熊本市の「教員採用選考における求める人物像」

教育都市くまもとの教職員像

~人間的な魅力にあふれ、夢と情熱をもって
「くまもとの人づくり」をリードする教職員~

上の言葉から始まる熊本市の試験要項では、様々な資質や能力のある教員を求めています。
中でも次の資質・能力を身に付けている人を求めています。
熊本市教員採用パンフレット より)

熊本市教育委員会は、以下に示す資質や能力を身につけている人を求めています。

・子どもが好きな人
・チャレンジを恐れない人
・信念をもって自分の言葉で表現できる人
・チームワークを大切にする人
・相手の立場にたって考えられる人
・学び続ける人

熊本市が教員に求める資質・能力

教員に求められる資質については次のとおりです。
試験実施要項より。

1 いつの時代も求められる資質や能力
(1)豊かな人間性をもち、人権感覚にすぐれた教職員
(2)教育者としての強い使命感と誇り、高い倫理観をもった教職員
(3)教育的愛情をもち、子どもたちから信頼される教職員
(4)幅広い教養と専門的な知識に基づく実践的指導力をもった教職員

2 今、時代が特に求める資質や能力
(1)広い視野をもち、社会の変化に対応して課題を解決できる教職員
(2)社会性と高いコミュニケーション能力をもった教職員
(3)組織の一員として責任感をもち、互いに高めあい協働する教職員
(4)熊本を愛し、保護者や地域の人々に信頼される教職員

他の自治体と比べ、多くのことが盛り込まれています。

倍率と採用予定数

気になる倍率ですが、去年の合格者数と今年の採用予定数を比べて考えてみましょう。

校種去年の合格者数採用予定数採用数
幼稚園2人3人程度同程度
小学校-一般145人165人程度
小学校-特支5人10人程度
小学校-合計150人175人程度
中高-一般62人73人程度
中高-特支5人7人程度
中高-合計67人70人程度同程度
高校-一般-3人程度
養護教諭6人8人程度
栄養教諭2人2人程度同程度
合計227人261人程度

去年の採用数と比べ、採用予定数は増加しています。個別で見ると小学校での増加が大きいです。
気になる倍率ですが、全国的に教員の人気が低迷しており、受験者数は減少傾向です。
それにより、倍率は下がることが予想されます。

熊本市の志願者数と倍率は以下のように推移しています。
747人・4.1倍(R元年)→ 719人・3.4倍(R2年)→ 714人・2.9倍(R3年)→ 735人・2.7倍(R4年)
今年は志願者数が増えましたが、採用数が増えたため倍率が低下しています。
そして受験する人はここから減るので、実際の受験倍率はここからさらに減ります。

四年の2.9倍という倍率は、教採の全国平均3.4倍よりかなり低い倍率です。とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

教員の働き方に不安を感じるなら

教員に人気が低迷していることに、教員の働き方の過酷さが大きな原因として挙げられます。
・長時間労働
・支払われない残業代
・やりがい搾取
・異常なストレス
 など
残念ながら、合格されたのに辞める方も少なくありません。

幸せな教員生活を送れたら一番なのですが、現実はなかなかそうもいかないようです。
もし教員の働き方に疑問を感じるなら、次の記事がオススメです。

【教員辞めたい】教員からの転職、退職から転職までの4ステップまとめ

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よく読まれてます
【体験談】教員からの転職でオススメの業界【ブラックからホワイトへ】

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論文試験

第二次選考試験で論文試験が実施されます。

  • 60分
  • 字数指定なし
  • 40点

字数指定はありませんが、60分という時間を考えれば600~800字は書けるようにしたいところです。

時間が短くて焦るということはなさそうですが、冷静に論文を書けるようにしたいところです。題について自分の経験を絡め、何を書いていくか。構成を決めて書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。

例として設問を見てみましょう。

令和3年 小論文題
小学校
次から1つを選択して論述せよ

・引用したり、図表やグラフなどを用いたりして、自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫する力を育てる指導をどのようにするか、指導計画の概要を示し、本時の展開が分かるように具体的に述べなさい。

・地域に見られる生産性や販売の仕事についての学習を通して、どのような事項を身に付けさせるかを述べなさい。また、どのように学習を進めるのか及び育成する態度等も含めて述べなさい。

・月の輝いている側に太陽があること、また月の見え方は太陽と月の位置関係によって変わることをとらえさせるような指導方法について述べなさい。

・音楽づくりの活動において「即興的に表現する事を通して、音楽づくりの発想を得ること」について、指導のポイントや展開例を具体的に述べなさい。

・自分の部屋を飾るための小物の製作において、発想を広げ、興味・関心を高めるための「学習のめあて」をどのように設定し指導するか具体例を挙げて論述しなさい。

引用 熊本市教育委員会 令和4年度教員採用選考試験

ここで重要なのは

  • どの課題を選択するか
  • 課題に対する方策
  • 関連する自らの経験

これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

小論文の書き方ですが、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
10回合格してわかった~合格できる教採小論文の対策

面接試験

熊本市では第二次選考で個人面接が2回行われます。

  • 150点(2回の合計)
  • 個人面接は、配点の4割(60点)が基準点になります。

個人面接1

  • 20分
  • 面接官2人

個人面接2

  • 20分
  • 面接官3人

過去の質問内容

  • 教員の志望理由
  • なぜ熊本市を受験したか
  • 県でなく、なぜ市か
  • どのような学級経営を目指すか
    →そのために現在努力をしていることは
  • 不祥事について
  • 不祥事の根絶ためにどうするか
  • ストレス解消法は
  • 子どもとの信頼関係をどう築くか
  • 信頼される教員とは
  • 保護者から信頼されるには
  • 地域との連携をとるためにどのようなことをするか
  • 物を取った子の名前が周りに知られた場合、どうするか
  • 情報化の中で子どもに付けさせたい力は
  • ICT機器を使う時に心がけていることは

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人に共通していることがあります。
それは深い自己理解ができていないことです。
面接では法規的なことよりも、受験者自身のことが多く聞かれます。自己理解が深い人ほど、面接は有利に進められます。

自己理解を深め、合格を近づける秘訣は以下の記事にまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。

多くの人は教採合格に重要な自己理解が浅いです【オススメ分析方法3選】

続きを見る

模擬授業

基準点
論文、実技・模擬授業等については、平均点の5割

自分の未来は自分で作る

年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。

合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。

未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。

あわせて読みたい
【50代も合格】教採合格に向けて実力を伸ばす!効果絶大の方法

続きを見る

また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。

試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】

教採対策おすすめ書籍

熊本市の教育については次の資料から理解を深めることができます。
熊本市教育振興基本計画(令和2~5年度)

教採塾では
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教採対策セミナー
面接・模擬授業・小論文対策の資料
を用意しています。

詳しくはこちらのホームページから!
岸上隆文の教員採用試験対策塾

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