

2023年実施の試験では去年よりも採用予定者数が増えます。
近年の教員受験者数の減少もあり、低倍率化することが期待できます。
この記事を書いた人

- 教採塾ブログ管理人
- 教採対策サークル主宰
- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
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前年度との変更点
2024年度実施の試験は以下の変更点があります。
詳細は受験案内でご確認ください。
- 年齢制限の緩和。
- 「中学校」(数学、理科、技術)で普通免許状を有しない方を対象としたスペシャリスト特別選考を新設。
加点制度
大阪市は加点制度が複数あり、他自治体と比べて充実しています。
しかもその加点は類を見ない点数です。
◆ボランティア加点 → 第1次選考で20点
◆英語の免許・資格(小学校受験者)
・中高英語免許や英検1級など→第1次選考で90点、第2次選考で30点
・英検準1級など → 第1次選考で60点、第2次選考で20点
・英検2級など → 第1次選考で30点、第2次選考で10点
◆英語の資格(中学英語受験者)
・英検1級など → 第1次選考で30点、第2次選考で15点
・英検準1級など → 第1次選考で20点、第2次選考で10点
◆特支免許所有(小学校・中学校(特支学級)受験者)
・小学校 → 第1次選考で90点、第2次選考で30点
・中学校 → 第1次選考で90点、第2次選考で30点
◆プログラミングの資格(小学校受験者)
・第1次選考で20点
◆中高の免許(小学校受験者)
・中学か高校の「数学」「理科」「保健体育」いずれか免許状所有者
→第1次選考で90点、第2次選考で30点加点
大阪市の求める人物像は
大阪市が求める人物像は3つあります。
(大阪市教育委員会HPより)
また、その他試験の詳細は令和5年度大阪市公立学校・幼稚園教員採用選考テスト受験案内のページをご確認ください。
大阪市教育委員会の求める人物像
大阪市では、子どもが安心して成長できる安全な社会(学校園・家庭・地域)の実現や、心豊かに力強く生き抜き未来を切り拓くための学力・体力の向上、ICTを活用した教育の推進に貢献できる次のような教員を求めています。
1、情熱
教職に対する情熱、愛情、使命感を持ち、困難にも立ち向かえる人
2、教師としての人間性
広く豊かな教養を基盤とした、専門性と指導力を備えた人
3、人間味
子どもに対する教育的愛情と、カウンセリングマインドを備えた人
倍率と採用予定数
去年(2023年度)実施された試験の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。
校種 | 去年の合格者数 | 採用予定数 | 採用数 |
幼稚園 幼小共通 | 9 | 10名 | 同程度 |
小学校 | 428 | 約420名 | 同程度 |
中学校 | 270 | 約240名 | 減 |
養護教諭(幼) | 5 | 若干名 | 減 |
養護教諭(小中) | 20 | 約20名 | 同程度 |
栄養教諭 | 8 | 若干名 | 減 |
合計 | 740 | 約710名+α | 減 |
中学校を中心に、去年の合格者数よりも採用予定数が減ります。
気になる倍率ですが、低倍率化することが予想されます。
それには理由が2つあります。
①採用予定数が2022年よりも増える
2022年実施の試験では約675名の採用予定数でした。2023年はそれよりも35名も多い約710名の採用が予定されています。
採用予定数よりも多い人数が合格することが多いので、去年よりも合格者数が増えることが期待できます。
②教員人気の低下
教員の人気が低下しています。そのことにより全国的にも教採の受験者が減っています。
大阪市でも教員志望者数が減り、倍率が下がる傾向があります。
大阪市の教採倍率は
3.4倍(R2年) → 3.9倍(R3年) → 3.0倍(R4年)
と増減しています。R3年は高倍率となりましたが、これは採用数が絞られたことが大きく影響しています。R4年からは採用数が増えたこともあり、倍率は下がるだろうと考えています。
去年の3.0倍という倍率は全国平均の3.2倍よりも低い倍率です。しかし、気を楽にして臨んでいい試験というわけではありません。心配な方は他の自治体を併願するのも選択肢の1つでしょう。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
・安い
と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。
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合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ
筆記試験
筆記試験は一般教養と教職の専門教養が出題されます。
一般教養は一般的な教養ですので、平均的な公立高校の入試問題が6割程度解けるレベルなら合格点を取れるでしょう。難易度も国数社理英と満遍なく出題されますが、苦手科目を得意科目の得点で補うことができます。全体で6割を取れるレベルを目指してください。
専門教養は校種・教科によって問題の難易度や得点すべき点数が異なります。おおむね6割が合格点の目安となりますが、それでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。
対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問の購入は早めにおこなうといいでしょう。
面接試験
第1次選考での面接
大阪市では第1次選考の筆答試験の合格基準点に達した人だけが、面接テストの対象になります。面接は次のような特徴があります。
- 個人面接
- 10分間
- 450点(筆答テストがない人は900点)
質問の傾向として
教員としての資質・表現力・社会性
社会人としての常識があるか
を問う質問が多いです。
選考基準
受験案内に評価の観点が掲載されています。
- 資質
教員としての適性があるか。
子どもへの教育的愛情があるか。
教育への情熱があるか。
明確な志望動機があるか。
困難に立ち向かう姿勢、粘り強さがあるか。
状況に応じた的確な判断力があるか。 - 表現力
話の説得力があるか。
物事を的確に表現できているか。
論理的思考ができているか。
教員としての基礎的知識、専門性があるか。
柔軟な発想ができているか。 - 社会性
社会性 協調性があるか。
社交性があるか。
明るさ、素直さがあるか。 - その他
場に適した服装、身だしなみや立ち振る舞いができているか。
適切な言葉づかいができているか。
教員としての職務の遂行が可能か。
自分自身のこと、現場での実践的な対応が多く聞かれる傾向があります。事前に自分自身のことを振り返り、言えるようにすることが大事です。
第2次選考での面接
- 個人面接
- 15分(小学校)・30分(中学校・特別支援学校)
- 配点450点(幼稚園・小学校)・420点(幼稚園・小学校以外)
第2次選考では
場面指導と面接が一緒に行われます。
面接では
・○○といったクレームが来たらどうするか
・自分の指導で足りない部分は
・その足りない部分を々補うか
・挫折経験は
と、第1次選考の内容よりも実践的で、
困難に立ち向かう姿勢が見られる質問が多いです。
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして
- あなたの長所と短所
- 短所の改善方法
- より面接官に伝わる面接の仕方
などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

場面指導
第2次選考の中で場面指導が行われます。
大阪市は教育の実態からも
・生徒指導がしっかりとできるか
・子どもや保護者の気持ちが汲み取れるか
という視点が大事になります。
特殊なケースを課されることもあり、実践力や困難に立ち向かう力が試されます。
また、大阪市の教育への理解を深めるために
大阪市教育振興基本計画を読んでみるのもいいでしょう。

大阪市は面接の配点が半分以上を占めます。
1次 450/900点(筆答免除者は900/900点)
2次 450/870点(幼・小)
420/820点(幼・小以外)
面接での得点が合否に大きく影響をします。
自分の得意・不得意を分析し、
合格に近づく対策をしていきましょう!
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- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
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