近畿

【2023年】和歌山県教員採用試験のポイントと対策(中高共通の新設)

和歌山県

和歌山県は令和2年度実施の試験から試験制度が大きく変わります。一次試験の面接が無くなったり、小学校の実技試験が選択制になったりなどです。その分、対策時間の割り振りを集中的に行えます。効果的に時間を使い、他の受験者と差をつけていきましょう。

試験の変更点

変更点はいくつかあります。
詳細は教員募集案内 「子供たちが未来のあなたを待っている」をご確認ください。

  1. 中高の一部教科で「中高共通」募集の実施
  2. 中高共通の教員で両校種の免許所持による加点の新設
  3. 中高で同一校種の複数免許所持への加点を一部変更
  4. 特支で情報の免許所持への加点を新設

和歌山県として求める教員像

和歌山県として求める教員像は3つあります。
和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項より)

○自らひたむきに学び続け、子供とともに未来を切り拓く人

○豊かな人間性と社会性を持ち、学習指導に高い専門性を有する人

○和歌山県を愛し、家庭や地域との繋がりを大切にして、子供の気持ちを受け止め、子供の育ちと学びをともに支えてくれる人

これらのことが求められています。

倍率と採用予定数

気になる倍率ですが、去年の合格者数と今年の採用予定数を比べて考えてみましょう。

校種去年の合格者数採用予定数採用数
小学校180名190名程度
中学校91名64名程度同程度
-24名程度-
高校39名36名程度同程度
特別支援43名41名程度同程度
養護教諭27名10名程度
合計377名365名程度

最大のちゅもくポイントは中高共通が新設されたことによる中学での採用減です。中学&中高共通で見ると去年と同程度の採用ですが、中学のみの採用は大きく減るように見えますまた、養護教諭の採用が2年前と同程度まで絞られます。全体としては去年より少ない採用予定数です。ですが、倍率は去年の3.5倍よりと同程度~微減くらいと予想しています。全国的に教員の人気が低迷している背景があるからです。

和歌山県の教採の出願者数と出願倍率は次の様に推移しています。
1497人・3.6倍(R年)→ 1370人・3.5倍(R3年)→ 1346人・3.7倍(R4年)
出願者数は年々減っています。

<追記>
出願状況が発表されました。
和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験出願状況

24人の出願者減ですが、採用予定数が減っているので出願倍率は去年よりも高い3.7倍です。受験を辞退する人がいることを考えると、受験倍率はここからさらに減ります

とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

教員の働き方に不安を感じるなら

教員に人気が低迷していることに、教員の働き方の過酷さが大きな原因として挙げられます。
・長時間労働
・支払われない残業代
・やりがい搾取
・異常なストレス
 など
残念ながら、合格されたのに辞める方も少なくありません。

幸せな教員生活を送れたら一番なのですが、現実はなかなかそうもいかないようです。
もし教員の働き方に疑問を感じるなら、次の記事がオススメです。

【教員辞めたい】教員からの転職、退職から転職までの4ステップまとめ

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よく読まれてます
【体験談】教員からの転職でオススメの業界【ブラックからホワイトへ】

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小論文試験

第二次選考試験で小論文試験が実施されます。

  • 60分
  • 800字程度
  • 0点

60分で800字程度の記述が求められます。

時間に対して厳しい文量ではありませんが、資料の読み取りがあるので余裕があるとも言えない時間です。資料を読み取り、テーマについて考察し、自分の経験を絡め、何を書いていくかを決めていきます。整った構成で書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。

例として設問を見てみましょう。

小論文テーマ
小・中・高
 以下の資料1~3をもとに現代の学校現場における「ゲーム障害」の課題を見つけ、その課題を解決するために、あなたは自分の希望する校種の教員の職務にどのように取り組むか、800次程度で具体的に述べよ。

・資料1:「ゲーム障害」に関する新聞記事
・資料2:青少年のインターネット利用率(機器・学校種別)及びインターネットの利用内容
・資料3:行動嗜癖、ギャンブル等やゲームなどによる様々な影響

特別支援学校
 過去10年にわたって、日本の小学校・中学校・高等学校の児童生徒数や特別支援教育が対象とする児童生徒数はどのように変化しているか。次の図1,2を見て分かることを簡潔に整理し、それを踏まえた上で、あなたが特別支援学校の教員として果たすべき役割を800字程度で具体的に述べよ。

・図1:平成20年~29年の小学校・中学校・高等学校の児童生徒数(学校基本調査から)
・図2:平成20年~29年の特別支援学校・特別支援学級の児童生徒数及び通報による指導を受けている児童生徒数(学校基本調査から)

引用 和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験

ここで重要なのは

  • 問題の把握
  • 問題に対する取り組み
  • 関連する自らの経験

これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

また、主な評価の観点と選考基準は以下の通りです。

  • 出題の意図を的確にとらえて、自分の意見を明確にし、適切な表現で論理的に記述しているか。

    【選考基準】
  • 5段階評価
  • 評定の2を基準とする

小論文の書き方ですが、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
10回合格してわかった~合格できる教採小論文の対策

面接試験

令和2年の試験から2次試験のみとなりました。そして、前半は集団面接、後半は個人面接が行われます。

集団面接

  • 自己アピール含む
  • 10段階評価

個人面接

過去の例をご紹介します。
個人面接が2回行われていたので、1次と2次とで内容は異なります。

  • 20~30分
  • 面接官3人
  • (自己アピールを含む)

評価について

  • 【評定と選考基準】
  • 集団・個人面接はどちらも10段階評定
  • 面接の評定得点の上位者から順位をつけて選考。
  • 小論文と実技試験の選考基準に達した人を対象に、面接評定によって合格候補者を選定のうえ、第一次選考試験の結果も踏まえ、総合的に検討し、最終的に採用候補者を決定。
  • 集団面接及び個人面接においては、自己アピールを評価対象とする。

    【主な評価の観点】
  • 教育への情熱や学び続ける意欲等、教員としてふさわしい資質と能力を備えているか。

過去の質問内容

  • 模擬授業の感想
  • 自己PR
  • 規範意識が低下している子に対してどうほめるか
  • 体罰も仕方ないと思っている先生もいるが、あなたはそれに対してどう思うか
  • いじめの対応を具体的に述べよ
  • 隣の教室の先生と意見が食い違ったらどうするか
  • 理科の時間、子どもは楽しんでいるか
  • 規範意識をつけるためにしていることは何か
  • 担任になった時、どのようにして子どもと信頼関係を作っていくか
  • 言語活動の充実が言われているが、どのように取り組んでいきたいか
  • 講師をやっていて何が大変だったか
  • 教師になるにあたり、どんな勉強をしていかなければならないか
  • 自分のどんなところが教師に向いているか
  • 授業中さわいでいる子どもがいるとき、何と言って注意するか
  • 学力を伸ばすために、どういうことをしてきたか
  • 授業はどのように工夫するか
  • 周りの先生は、あなたをどんな先生と思っていると思うか
  • 特別支援の要する子とは、どんな症状のある子か
  • 最近の子を見ていて、こんなこういうところが弱いと思うようなことは何か
  • 担任になったら、していきたいことは何か
  • 学習指導要領の変化について意識していることは
  • どのようにして子どもの主体的な活動を生むか
  • 和歌山県の教育的状況を踏まえ、現状へどう対応するか
  • 合理的配慮について知っていることを

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人に共通していることがあります。
それは深い自己理解ができていないことです。
面接では法規的なことよりも、受験者自身のことが多く聞かれます。自己理解が深い人ほど、面接は有利に進められます。

自己理解を深め、合格を近づける秘訣は以下の記事にまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。

多くの人は教採合格に重要な自己理解が浅いです【オススメ分析方法3選】

続きを見る

模擬授業・場面指導

過去の場面指導の課題

  • 「LINEグループにうちの子が入れず、仲間外れにされる。事実かどうか確認して、その子たちを指導してほしい。」と保護者から言われたらどうするか。
  • 「昨日、うちの子が膝を擦りむいたが、消毒と絆創膏の処置だけだった。学校でのケガなのだから病院に連れいていくのが当たり前ではないのか。」と保護者から電話があった。あなたが担任ならどう対応するか。

自分の未来は自分で作る

年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。

合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。

未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。

あわせて読みたい
【50代も合格】教採合格に向けて実力を伸ばす!効果絶大の方法

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また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。

試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】

教採対策おすすめ書籍

和歌山県の教育の状況については「和歌山県教育振興基本計画」で詳しく解説されています。こちらを見ておくことで、面接で対応できる引き出しが増えるでしょう。
第3期和歌山県教育振興基本計画

教採塾では
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を用意しています。

詳しくはこちらのホームページから!
岸上隆文の教員採用試験対策塾

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