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【2023年】神戸市教員採用試験のポイントと対策(全国屈指の高倍率)

神戸市
管理人

オシャレで華やかなイメージの強い神戸市ですが、他の自治体よりも市の良さや教育の内容をしっかりとアピールしています。また、1996年の阪神・淡路大震災の辛さと復興の力強さを知る地域だということを意識すると、神戸の教育へのアプローチも少し違ったものになるでしょう。

試験の変更点

いくつかの変更点があります。1次合格の免除が延長された反面、集団面接は実施されるなど。受験生に有利なものばかりではありません。また、その恩恵が今一つなものもあります。
概要を掲載していますが、詳しく知りたい方は以下よりご確認ください。
令和5年度採用教員採用選考における主な変更ポイント

  1. 加点制度の拡充(中学校・高等学校教諭区分志願者対象)
     →養護教諭区分の志願者のうち、看護師免許を所有又は取得見込みの者に、希望に応じて第2次選考の点数に 3 点(300 点満点中)を加点します。
  2. 第2次選考実技試験の縮小
     →中学校・高等学校教諭区分の「保健体育」の第2次選考実技試験のうち 「水泳」及び「選択種目(柔道、剣道、ダンス)」を取りやめます。
  3. 離職者を対象とした特別選考の同時実施
    →神戸市での正規教員経験のある離職者を対象とした特別選考の実施
    ※一般選考と重複しての出願はできません

倍率と採用予定数

気になる倍率ですが、神戸市は全国でも屈指の高倍率の自治体です。去年の合格者数と今年の募集人員数を比べて考えてみましょう。

校種去年の合格者数募集人員増減
幼稚園1若干名同程度
小学校114110名同程度
小学校(英語)310名
中高94100名同程度
特別支援2830名同程度
養護教諭55名同程度
栄養教諭1若干名同程度
合計246260名同程度

募集人員は去年との合格者数と同程度です。
ですが、倍率は去年よりも低倍率になると予想しています。それは教員人気の低迷による志願者数の減少がおこるからです。過去の神戸市の倍率を見てみると7.5倍(R2年実施)→7.1倍(R3年実施)と変化しています。教員の人気低迷は全国的な問題となっています。神戸市もその影響を受けるとみてまず間違いないでしょう。

とはいえ、教採の全国平均が3.4倍です。神戸市は全国でも屈指の高倍率となっています。対策をしてもかなり困難な道であることは否めません。チャンスを広げるためにも、併願を選択肢は視野に入れることをおすすめします。
2020年の教採に見る2021年の狙い目

教採対策オススメ書籍

教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
などなど。

その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
安い
と、メリットはたくさんあります。

もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。

教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。

あわせて読みたい
合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ

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神戸市の求める人物像

神戸市の求める人物像は3つあります。
( 選考案内より)
選考案内には教育大綱や神戸市の教育の抜粋なども載っています。神戸市の教育への理解を深める最初の一歩となります。一読することをオススメします。

豊かな人間性にあふれ、子供に寄り添うことができる人
子供に対する深い愛情と思いやりを持ち、いかなる困難にあっても子供の笑顔と成長につながる選択をできる人を、私たちは求めています。

自律心を備え、多様性を尊重し、協調・協働できる人
常に高い倫理観と規範意識に基づいて行動するとともに、多様な他者との対話やつながりを深め、互いを理解し尊重しながら、協調・協働できる人を、私たちは求めています。

自らの資質・能力向上のため、学び続けることができる人
時代の変化とともに学校教育に求められる役割や課題が多様化するなか、自己研鑽のために努力し続けることができる人を、私たちは求めています。

これらのことが求められています。

小論文試験

第1次選考で小論文試験が実施されます。

  • 試験時間 60分
  • 字数 1000字(500字詰め用紙2枚)以内
  • 配点 90点(実技試験がない校種・教科)30点(実技試験がある校種・教科)

60分という時間に対して、短いとは言えない文量が求められます。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。

例として設問を見てみましょう。

令和3年 小論文題
午前実施
 多様化・複雑化している社会状況の中、社会の担い手となる子供たちに必要となる力を育むため、教育活動において、どのような支援・指導を行うべきと考えますか。子供たちに必要となる力とその理由に触れながら、あなたの考えを論じなさい。

中学校
 ICT を活用した教育を通じて、子供たちが身につけるべき力は何であると考えますか。そのように考える理由と教員として取り組むべき課題に触れながら、あなたの考えを論じなさい。

引用 神戸市教育委員会 令和3年度神戸市立学校教員採用候補者選考試験

ここで重要なのは

・問題の把握
・問題に対する方策

これらを最初に考えることです。
最初の5~10分までなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

小論文の書き方ですが、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
10回合格してわかった~合格できる教採小論文の対策

また、小論文対策のオススメ書籍をまとめています。
こちらも勉強の参考にしてみてください。

筆記試験対策オススメ本3選

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面接試験

第1次選考 集団面接

一般選考だと筆記試験で、一定の点数を取得したら受験できます。

  • 受験者8~10人
  • 20分
  • 120点(第1次選考 240点満点)
  • 面接官3人

過去の質問内容

  • 教師以外になりたい職業は
  • 周囲の人からどんな人と言われるか
  • 子供に家庭学習をさせる上で大切にしたいことは
  • 孤立している子にどう関わるか
  • アジア太平洋戦争でどの教材をどのように取り組むか
  • また、どう扱うか
  • 最近の子供のことで気になること
  • ストレス解消法
  • 会場に来るまでに出会った、一番印象に残っている場面で、一枚の写真に納めるとしたら、どんな場面か
  • 新任教師に求められる資質とは
  • この面接は10点満点中、何点か
  • 小3に伝えるように神戸のおすすめを教えて

要項には毎年「よくある質問」が掲載されています。
面接試験のことも書かれているので、一度は読むことをおすすめします。

Q35 面接試験について、昨年度からの変更内容を教えてください。

A 昨年度は、第1次選考の集団面接試験を8~10 名程度を1組として行いました。今年度は複数の受験者を1組とすることを予定しています。

第2次選考 個人面接

  • 20分~30分
  • 面接官4~6人
  • 210点(第2次選考 300点満点)
  • 模擬授業と場面指導がセット

試験の流れについて、要項に次のように書かれています。
C:個人面接
「自己紹介」、「模擬授業」、「場面指導」を実施します。その後、面接官から質疑応答があります。
(詳細は第1次選考結果と併せて通知する第2次選考案内を確認すること)

過去の質問内容

  • 保護者とお話をするとき、一番気を付けることは、何か
  • 神戸市があなたを採用しないと損をすると思うくらいの、あなたの一番の強みは
  • 保護者との良い関係とは
  • また、良い関係を築くためには
  • 子どものサインにどう気づき対応するか
  • 保護者のクレーム対応で大切にすることは
  • 教師を定年まで続けるには何が必要か
  • 小6におすすめする本は
  • 今年ダメだったらどうするか
  • 今までで一番おいしかったものを小3に向けて話して
  • 兵庫県と併願してしるが兵庫県の正規採用と神戸市の産休代替の講師ならどちらを選ぶか
  • 音楽の専科になってほしいといわれたらなるか
  • 教師として弱い部分は何か

神戸市は実践的な内容が面接で良く聞かれます。「こういう場合ならこう答えよう。」と自分で問題を想定し、対応スピードを速める練習をすると本番で焦ることも減ってきます。学生なら実習やボランティアの経験を、講師なら現場の経験を基にして考えると良いでしょう。

≪面接試験における評価の観点≫

  • 子供一人一人に愛情をもって関わり、温かく寄り添う感性を持っているか。
  • いかなる困難にあっても、子供の笑顔と成長につながる行動がとれるか。
  • 社会人として守るべき法令やルール、マナーを身につけているか。
  • 組織の一員として、互いを理解し尊重しながら協働する意義を理解しているか。
  • 良好な人間関係を築くことができるコミュニケーション能力を有しているか。
  • 教育を取り巻く社会情勢の変化に関心を持っているか。
  • 教育者としての責任感・使命感を備え、学び続ける向上心があるか。

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる

と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。

面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業・場面指導

個人面接の前に
「自己紹介」、「模擬授業」、「場面指導」
という流れで行います。

過去の場面指導の題

  • 学級内で盗難事件があり、学級委員長が「田中君が盗っているところを見た。」と報告してきた。その田中君に対して指導
  • 給食で5年生のA君は好きな唐揚げだけを多くとり、苦手なブロッコリーは減らしている。A君への指導
  • 夜10時のコンビニ前に児童がいる。どうするか

模擬授業・場面指導について、要項の「よくある質問」にこのような記載があります。

第2次選考について
Q37 面接において「場面指導」を実施するとありますが、どのようなことをするのでしょうか。
A 昨年度は、「場面指導(ロールプレイ)」を実施しました。ある具体的な状況を想定した面接題を受験者に示し、面接官の指示にしたがって、教員としてその状況にどのように対応するかを考えて役割を演じていただきました。

Q38 実施される模擬授業では、面接官が生徒役をするのですか。
A 昨年度実施した模擬授業では、基本的に面接官は生徒役をしていません。具体的な実施内容は、当日面接官から指示があります。

管理人

神戸市の教育や目指す姿については、次の資料から理解を深めることができます。
第3期神戸市教育振興基本計画
神戸市教員育成指標<教諭等>

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