近畿

【2023年】京都府教員採用試験のポイントと対策(採用予定数は大幅減少で倍率に影響)

管理人

京都府の試験は2,018年(平成30年)より変化が出始めています。
・求める教員像の変化
・確実に聞かれる面接の質問内容
などの変化があります。
そういった点も含め、チェックしておくべきポイントを押さえていきましょう!

試験の変更点

変更点がいくつかあります。詳細は要項でご確認ください。
また、教育環境日本一プロジェクトが案内に新たに盛り込まれました。要項だけでなく、採用案内にも目を通すといいでしょう。

  1. 原則インターネット出願のみ
  2. 一般教養試験が教職教養試験に変更
     →一般教養の出題範囲がなくなり、教職教養のみの出題
  3. 一部の校種・教科で専門試験の問題数と時間が少なく変更
  4. 一部試験免除の区分、対称が変更
  5. 情報に関する加点の新設
  6. スペシャリスト選考の条件の変更
  7. 中学美術、家庭志願者が高校を第2志望に選択可

大きな変更点として一般教養が教職教養に変化したことです。この変更で割を一番食らうのは、専門教養と内容が重なっていた小学校受験者です。ですが、平均点が取れたら合格ラインに達することを考えると、人並み程度に勉強ができたら合格できます。過去問を参考にしつつ勉強を進めていくといいでしょう。

去年に引き続き、受験者に有利な変更が数多くあります。教員人気の低迷による受験者の減少への対策でしょう。該当する方はこのチャンスを利用し、ぜひ合格を掴みとってほしいところです。

採用予定数と倍率

気になる倍率ですが、去年の名簿登録者数と今年の採用予定者数を比べて考えてみましょう。

校種去年の登録者数採用予定数採用数
小学校155120名程度
中学校7980名程度同程度
高校132110名程度
特支6550名程度
養護教諭1710名程度
栄養教諭3若干名同程度
スペシャリスト8若干名同程度
障害者特別選考0若干名同程度
合計459370程度

採用数は去年と比べて少なる見込みです。去年の試験前の採用予定数は420名程度でしたが、今年は370名程度と50名減です。さすがに教員人気の低迷により志望者が減っているとはいえ、倍率は増加するでしょう。ただ、小学校は120名程度の採用予定に対して155名の採用をしています。前年度も150名近くを採用していることを考えると、小学校での採用は予定よりも多くなる可能性が高いです。

気になる倍率ですが、全国平均3.4倍なのに対して京都府は4.0倍と高めの倍率です。今年は
・採用数が減る
・志望者も減る
ということもあり、倍率は同程度になるだろうと予想しています。

また、京都府含めて近畿は試験の倍率が高めです。不安に感じるなら他の自治体を併願するのもいいでしょう。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

教採対策オススメ書籍

教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
などなど。

その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
安い
と、メリットはたくさんあります。

もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。

教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。

あわせて読みたい
合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ

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京都府の求める人物像は

京都府が求める人物像は5つあります。
京都府教育委員会HPより)

気づく力
児童生徒一人一人を深く理解し、寄り添った指導ができるよう、小さな変化にも気づくことができる力

伸ばす力
豊かな人間性と高い専門性に基づく優れた指導力を有し、児童生徒一人一人が豊かな未来を切り拓いていけるよう、それぞれの個性や能力を最大限に伸ばすことができる力

挑戦する力
探究心や自立的に学ぶ姿勢を持ち、時代の変化や自らのキャリアステージに応じて求められる資質能力を高めながら、諸課題の解決に向け、挑戦することができる力

つながる力
他の教職員、保護者や地域社会、多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担しながら、組織的・協働的に諸課題を解決するため、チームの一員としてつながることができる力

展望する力
次代を担う人材に必要な学びを提供できるよう、広い視野で時代や社会、環境の変化を的確につかみ取り、未来を展望することができる力

これらのことが求められています。
面接でも聞かれることの多い項目ですので、5つとも覚えて試験に臨みたいところです。

また、京都府は平成30年度より、「キャリアステージ」という言葉を使うようになりました。採用時点ではステージ0ですので、そこからどのように自分自身を成長させていくのかを考えると、将来性をアピールすることにつながります。

小論文試験

第1次試験時に小論文試験が実施されます。
試験時間は40分で、30行程度の字数が求められます。

時間が短い中で、ある程度の字数を書ききらなくてはなりません。構成を考え、一貫した内容の小論文を書けるように練習する必要があります。

例として設問を見てみましょう。

京都府教員採用試験 小論文
京都府教育委員会では、「一人一人を大切にし、個性や能力を最大限に伸ばす」ことを重点目標の一つとして掲げ、教育活動を推進しています。

すべての児童生徒が豊かな未来を切り拓いていけるよう、それぞれの個性や能力を最大限に伸ばしていく取組を行う上で、どのような点に留意する必要があると考えますか。昨今の子どもを取り巻く状況や課題に触れながら述べなさい。

また、このことを踏まえ、具体的にどのような教育活動を進めていこうと思いますか。あなたの考えを述べなさい。

引用 京都府教育委員会 京都府公立学校教員採用候補者選考試験

ここで重要なのは

・問題の把握
・問題に対する取り組み

これらを最初に押さえ、文の構成を考えることです。
最初の5分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

合格小論文とその書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
 京都府教員採用試験の小論文のポイント&A判定のコピー

面接試験

一次試験

京都府の一次の面接は受験校種によって形態が異なります。

○小学校・特別支援学校
→個人面接・12分・面接官2人
○中学校・高等学校
→集団面接(基本的に3人)・18分・面接官2人

面接官は2人いて、それぞれ
①教育育委員会の人や指導主事といった行政側の人
②現場の校長先生

です。

面接の質問内容

面接官によって質問の役割を変えているのが特徴です。

本サイトに情報提供をしてくださっている方の記事ですが、
【2021年実施】31人分304個 京都府教員採用試験、1次試験の面接質問内容
がとても参考になります。

行政側の方は
・気を和らげる質問(よく眠れましたか?など)←ラポール
・受験生のこと(志望理由や部活動経験、長所短所など)
・京都府の教育施策
・教育公務員としての心構えや知識
・教育時事

といったことを聞かれます。

中でもこの4年間でほぼ全員が聞かれていることが
教員の不祥事・セクハラ問題
についてで、面接官には受験者全員に質問するように指示があったそうです。

現場の校長先生は主に
受験生の行動面や教員としての働き方を聞かれます。
・教員になるために努力していること
・どんな教育をしたいか
・そのために必要な能力と、今できること
・講師経験での成功や苦労
・同僚とのかかわり方

といったことです。

自分の考えや思いをしっかりと伝えられるよう、落ち着いて臨むのが大事です。
そのためには面接練習を重ねるのがいいです。
無理に飾る必要はありませんが、ストレートすぎる本音には角が立つこともあります。言葉選びも含めて、面接対策をしていきましょう。

また、京都府の教採情報については以下の対策サークルで詳しい情報を知ることができます。
過去の面接事例や二次試験の合格基準、京都府の試験情報など。
(情報提供者様より)

一次試験合格の基準

一次試験合格は
筆記試験の全てで基準点を上回っていることが第一。
基準点は平均点を元に算出されます。

そして基準点を上回っている人の中から

面接の点数が高い順に一次通過します

つまり
Aさん・・・筆記100点 面接 55点
Bさん・・・筆記 55点 面接100点
という2人がいれば、(筆記は55点で合格とします)

Bさんは1位通過で、
Aさんはギリギリ合格ぐらいになります。

人物重視たるゆえんです。
最低限の学力は必要です。
それ以上に面接のウェイトが重いのが京都府の特徴です。

一次試験を合格するのは採用予定者数の約2倍
です。
一次試験は「採用する試験」というよりも「落とす試験」という意味合いが強くあります。高得点を狙うよりも「ヘマをしない」のが大事です。

二次面接

○二次面接(150点)
→個人面接・18分・面接官3人

二次面接では全員が個人面接で、時間も18分と長くなります。

面接官は
①教育育委員会の人や指導主事といった行政側の人
②現場の校長先生
③教員以外の人(PTA会長や民間企業の人事担当など)


です。
一次試験と同じようなことが尋ねられますが、様々な角度から聞かれることになります。
焦らずに自分の良さをアピールしていきましょう。

配点も150点と二次試験の中で最も高く、
一番力を入れたい試験です。

二次面接の質問内容

当サイトでもいくつか質問内容をご紹介しますが、
【8人・120個】2021年京都府教員採用試験・2次面接内容
でより詳しく知ることができます。
聞かれやすい質問や知らずに聞かれたら固まってしまいそうな質問などがわかります。
有料ですが、この金額で合格が近づく(来年受験しなくて済む)のであれば安いかも知れません。

  • 教員の志望理由
  • 京都府の志望理由
  • 教育の目的は
  • 教育の目標は
  • 勤務校の課題は
     →その課題にどう取り組むか
  • 教員の不祥事について
  • 不祥事根絶のためにできることは
  • ストレス解消法は
  • セクハラについて
  • 教育公務員と一般公務員の違いは
  • 京都府が掲げる教員の資質で、最も大事にしたいのは何か
     →その理由
  • 京都の教育施策で重要だと思うものは
     →その理由
     →その推進のためにどんなことができるか
  • 気になる教育問題は
     →どう対応するか
  • ICT機器を使う時に心がけていることは
  • 情報化の中で子どもに付けたい力は

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる

と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。

面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業

二次試験の教育実践テストでは
模擬授業
があります。

授業のテーマは決められており、
一次の合格通知と一緒に同封されて届きます。
決められた5つの中から選び、
当日までに指導メモ(簡単な指導案)を作り、8分の模擬授業をします。
基本的に5人組のグループで行い、自分以外の4人は児童生徒役です。
雰囲気づくりや教材の理解、子役との関わり方などが見られます。

事前に練習ができるので、
大学の教官やボランティア先の学校の先生
現場の管理職や同僚の先生に見てもらって
改善・修正していくの姿勢が大事になります。

また、模擬授業の様子やB判定の授業の指導案は以下でご覧いただけます。
有料のものもありますが、非常に詳しくまとめられています。
【京都府教採】模擬授業のルールと流れ
【70点】B評価の模擬授業【京都府教採】
京都府教員採用試験・2次試験レポ

管理人

京都府は教育施策については
京都府教育振興プラン(28年度改定版)概要版
が必読です。しっかりと読んでおくことで、面接だけでなく筆記試験も有利に進められるようになります。府教委のHPをチェックしながら学んでいきましょう!

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