

人口減少・高齢化、技術革新、グローバル化、子供の貧困、地域間格差。
こういった社会の状況に対応しようとする山形県。教員に求める資質・能力も多岐に渡っています。山形の教育について理解を深め、しっかりと対策をしていきましょう。
この記事を書いた人

- 教採塾ブログ管理人
- 教採対策サークル主宰
- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
X:https://twitter.com/isshi_ec
教採情報や教員お役立ち情報を発信
フォローよろしくお願いします。
公式LINEでも教採に役立つ情報を発信中。
お友達追加するだけで対策資料4つを
🎁無料プレゼント🎁
ぜひお友達登録をお願いします😃
試験の変更点
以下の変更点があります。
詳細は教員採用試験についてのお知らせをご確認ください。
- ① 特別選考の出願要件緩和(元職・現職) 従来の「小学校・中学校での勤務経験(3年以上)」に加え、「特別支援学校」での勤務経験者も対象。該当免許があれば、小学校、中学校、特別支援学校への出願が可能
- ② 東京会場(1次試験)の対象教科拡大 東京会場で受験可能な教科に、中学校および特別支援学校中学部の「技術」が追加される
- ③ 秋選考の本格実施 前年度に小学校を対象に実施された秋選考(元職教員特別選考Ⅲ、現職教員特別選考Ⅲ)が、小学校・中学校・特別支援学校を対象に本格実施される(試験日は12月上旬予定)
- ④ 加点制度の拡大(大学推薦特別選考) 大学推薦特別選考の出願者に対し新たに10点を加点するほか、これまでの「3年次特別選考A合格者」に対する加点を10点から「15点」に引き上げる
- ⑤ 小学校英語の採用枠終了(予告) 小学校英語の採用枠は、次回の令和10年度試験(2027年実施)までとし、それ以降は廃止される(ただし、中・高の英語普通免許状所持者への加点は継続予定)
- ⑥ 適性検査のオンライン化 これまで2次試験で紙面実施していた適性検査を、1次試験合格者に対して「2次試験前にオンラインで実施」する形式に変更する
- ⑦ 大学3年次特別選考(A・B)の名称変更 従来の「大学3年次特別選考A」を「大学3年次特別選考」に、大学4年生等で受験する「大学3年次特別選考B」を「3特A合格者特別選考」にそれぞれ名称を変更する
受験生に有利な変更が目立ちます。特に、適性検査のオンライン化や特別選考の出願要件の緩和は、受験生の負担軽減や受験のしやすさにつながります。
山形県が採用時に求める教員の姿
「つなぐ ~いのち、学び、地域~」
のテーマのもと、山形県が採用時に求める教員の姿を4つ挙げられています。
オンライン説明会の資料より。
1 児童生徒への深い教育愛と教育に対する強い使命感、責任感のある方
2 明るく心身ともに健康で、高い倫理観と規範意識を備え、法令を遵守する方
3 豊かな教養とより高い専門性を身につけるために、常に学び、自らを向上させる姿勢をもち続ける方
4 山形県の教員として、郷土を愛する心をもち、人とのつながりを大切にして、地域社会においてよりよい学校を築こうとする方
これらのことが求められています。
倍率と採用予定数
去年の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。
オンライン説明会(春)資料、山形県公立学校教員選考試験実施要項より。
| 校種 | 採用見込数 | 去年の採用見込数 | 採用数 |
| 小学校 | 約135名 | 約160名 | 減 |
| 中学校 | 約90名 | 約90名 | 同程度 |
| 高校 | 約30名 | 約30名 | 同程度 |
| 特別支援 | 約30名 | 約30名 | 同程度 |
| 養護教諭 | 約15名 | 約15名 | 同程度 |
| 栄養教諭 | ‐ | ‐ | 同程度 |
| 合計 | 約300名 | 約325名 | 減 |
採用見込数は小学校が去年から25名減となったことで、山形県全体ではやや減少し約300名となっています。
気になる倍率ですが、去年の2.2倍よりも低倍率化することが予想されます。理由は次の2点です。
①採用見込数が大きくは変わらない
②教員人気の低迷
①採用見込数が大きくは変わらない
今年の採用見込数は、小学校での減少を除けば去年とほぼ同数です。そのため、全体として急激な倍率の上昇にはつながりません。
②教員人気の低迷
教採の受験者数は全国的に減っており、山形県もその傾向が見られます。
山形県の受験者数と倍率は次のように推移しています。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
| R3 | 865人 | 357人 | 2.4倍 |
| R4 | 791人 | 347人 | 2.2倍 |
| R5 | 740人 | 344人 | 2.1倍 |
| R6 | 772人 | 340人 | 2.2倍 |
| R7 | 716人 | 331人 | 2.2倍 |
過去数年で合格者数は減っていますが、それ以上に受験者数が100人以上減少しています。去年の全国平均倍率2.6倍と比較して、山形県は2.2倍とすでにやや低い水準ですが、今年は去年と採用見込数が大きく変わらないため、受験者数の減少によってさらに低倍率化することが予想されます。
とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
・安い
と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。
続きを見る
合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ
筆記試験
筆記試験は教職教養と教科の専門教養が出題されます。
教職教養は日本国憲法や教育基本法などのいつの時代でも出題されるものから「こども基本法」「COCOLOプラン」など時代の流行で出題されやすいものまで様々です。
対策のオススメは最新の過去問を解くことです。
全国的にも出題の傾向は似ているので、受験先の自治体以外にも問題にあたってみることで確実な力をつけることができます。
また、教職教養の知識は面接対策に活きてくることも多いので、教職教養の対策は幅広くしておくと合格がより近くなります。
最新&問題数が多い過去問集がありますので、そのリンクを貼っておきます。

教科の専門教養は、その教科を指導するのに最低限必要な学力を有しているかを見るための試験です。ですので、そこまで高い難易度の問題は出題されません。
合格の目安は
小学校 → 公立高校の入試問題で6割取れるレベルなら合格点
中・高 → 大学共通テストで6割取れるレベル
です。
このぐらいが取れるのであれば専門教養で不合格になることはまずないでしょう。ただし、あくまで目安なので場合によってはそれでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。
対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問は早めに購入するか、売り切れの心配がなく即練習することができるデジタル過去問がいいでしょう。

作文試験
第二次選考試験で作文試験が実施されます。
※一部の特別選考では第一次選考で小論文が課されます。
- 50分
- 800字以内
- 50点
50分で800字以内です。
時間に対して厳しい文量ではありませんが、余裕があるとも言えない時間です。テーマについて考察し、自分の経験を絡め、何を書いていくかを決めていきます。整った構成で書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。
例として設問を見てみましょう。
過去の作文テーマ
引用 山形県公立学校教員採用候補者選考試験
- 「子どもたちの個別最適な学びをどのようにつくるか
- 子どもと学ぶ教師とは
- 郷土の魅力を伝える指導で大切なこと
- 「いのち」を大切にすることができる生徒の育成とは
- 「人間力に満ちあふれる」児童・生徒の姿とは
- 学校行事を通じて指導したいこと
- 思いやりの心を育む教育とは
ここで重要なのは
- 問題の把握
- 問題に対する取り組み
- 関連する自らの経験
これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。
論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。
また、選考基準は以下の通りです。
- 「課題把握」
- 「文章構成・表現」
等
小論文の対策について、教採塾ブログでは小論文の添削をおこなっています。
A判定の取得経験のある専門スタッフが小論文を添削し、さらに
- わかりやすい文章にする秘訣
- 説得力ある内容にする方法
- 簡単に書くための型
をお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
また、小論文対策のオススメ書籍をまとめています。
こちらも勉強の参考にしてみてください。

面接試験
山形県では第二次選考試験で個人面接(2回)が行われます。
小学校・特支での英語実技については下部で紹介しています。
>>英語実技について見る
- 個人面接
- 15分
- 面接官3人
- 210点(個人面接1)
- 140点(個人面接2)
- 場面指導を含む
評価の観点
- 「教師としての姿勢」
- 「広い教養と豊かな感性」
- 「高い倫理観」
- 「教育への理解」
- 教師としての指導力
等
過去の質問内容
<個人面接>
- 山形県を志望した理由は
- 教員を志望した理由は
- 人間性を高めるために何をしていきたいか
- 子どもの時、どんな子どもだったか
- 現在の子どもは自分が子どもだった頃と何が違うか
- ボランティア経験は
→そこから何が学べたか - 授業中に集中できず、離籍する子どもにどう対応するか
- 暴力をふるう子どもにどう対応するか
- 人生で一番感動したことは
- 教育実習で学んだことは
- 教育実習で教員に向いていると思った点は
- 向いてないと思った点は
- 学級になじめない子へどう支援するか
- 山形県の学力の状況は
- 山形の「探究型学習」について
- 集団か個ではどちらを重点的に育てたいか
- アルバイトやパートの経験から学んだことは
<個人面接2>
- 勤務地の希望はあるか
- 職場で人間関係で気をつけていることは
- 教員の不祥事をどう思うか
- 飲酒運転はどう防げばよいか
- 子どもからどんな先生と思われていると考えるか
- 友人からどんな人だと思われているか
- 子どもを叱る時に意識していることは
- 教員が子どもに謝ることについてどう思うか
- 保護者が「先生にだけお話ししますが…、」と前置きをして相談してきたらどうするか
- 好きな教科とその楽しさとは
- 子どもたちが将来、社会の一員として自立できるようにはどのような取り組みが必要か
- 山形県の教育目標にある「かかわり」について、子ども、家庭、地域とのかかわりについてどう指導するか
- 子どもによるネット上での誹謗中傷やいじめ、犯罪行為などを防ぐには
- 子どもの情報モラルを醸成し、情報活用能力を育成するために取り組むべきことは
- 生きる力を身につけるには、どのようにすればよいのか
- 教員としての働き方について、どのように考え、どのようなことを意識する必要があるか
- 子どもたちの勤労観や職業観を育てるために、教員としてどのようなことに取り組んでいくべきか
- 子どもにとって、魅力のある先生とはどのような先生か
- あなたが考える教員としての魅力とは何か
- あなたが目指す教員になるためにはどんな力を身につけていくべきか
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして
- あなたの長所と短所
- 短所の改善方法
- より面接官に伝わる面接の仕方
などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

英語実技
小学校・特支(小学部)の実技で音楽と選択します。
※小学校英語志願者は必ず英語を選択
- 英語による簡単な自己紹介と日常会話
- 50点
評価の観点
- 初歩的な英語を用いて自分のことを聞き手に正しく伝える力
- 英語の質問を聞いて適切に応じる力
- コミュニケーションを図ろうとする意欲・態度
内容
・英語による簡単な自己紹介
・日常会話
が課されます。
英語で答えてください。
- Who is your favorite singer?
- What kind of music do you like to listen to?
- What do you usually eat for lunch?
- What sport do you like to play?
- What do you like to talk about with your friends?
- Where do you often go on weekends?
これと同レベルの質問がされます。
小学校・特支(小学部)の英語実技は中高英語ほどの難しさはありません。中学卒業程度の英語力があれば平均点は取れるでしょう。
筆記試験の対策とあわせて英語の勉強をすると、効率的に対策ができます。
英語での自己紹介が苦手な方には以下の書籍がオススメです。
・自己紹介に特化
・自己理解が深まる
・CD付きで発問の練習もできる
英語実技の点数を高めたい方にオススメの1冊です。
模擬授業
評価の観点
- 「構成力」
- 「表現力」
- 「対応力」
等について評価する。 - 150点

山形県が着任時の教員に求める姿や、今後必要になる資質・能力がまとめられています。山形県が求める資質・能力が分かれば、面接試験での受け答えも変わってくるでしょう。
山形県教員「指標」
また、こちらも山形県の教育を知るのにいい資料です。
山形県教育、学術及び文化の振興に関する施策の大綱
第6次山形県教育振興計画(後期計画)(概要版)(PDF:1,241KB)
この記事を書いた人

- 教採塾ブログ管理人
- 教採対策サークル主宰
- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
X:https://twitter.com/isshi_ec
教採情報や教員お役立ち情報を発信
フォローよろしくお願いします。
公式LINEでも教採に役立つ情報を発信中。
お友達追加するだけで対策資料4つを
🎁無料プレゼント🎁
ぜひお友達登録をお願いします😃


