

人口・面積ともに日本最大の離島「佐渡島」には学校が43校(小24・中13・中高一貫1・高4校・特支1)あります。出願形式にもその枠があり、採用の幅が広がるようになっています。他県よりも勤務地を意識する機会が多いのは新潟県の特徴です。

試験の変更点
次の変更点があります。
詳しくはPR動画をご確認ください
- 大学院進学者名簿登載を再開します。
- スポーツ・芸術特別得選考の休止
新潟県の求める人物像は
子どもへの愛情をもっている人
とPR動画で紹介されています。
またそれとは別で、新潟県は教員としての素養に4つの事柄を掲げています。
(新潟県教員等育成指標より)
○教育公務員としての崇高な使命を自覚し、教職への誇りと情熱、児童生徒への愛情をもつ。
○高い倫理観、人権感覚をもち、法令や服務規律の遵守を徹底し、責任をもって自らの職務を果たす。
○学び続けることの重要性について理解し、理想の教師像や目指す授業、新たな教育課題の解決に向けて常に努力し続ける。
○コミュニケーションを大切にしながら、周囲との信頼関係を構築する。
これらのことが求められています。
また、
学習指導
生徒指導
学校運営
についてもキャリアステージごとに指標をまとめています。
倍率と採用予定者数
気になる倍率についてですが、去年の合格者数と今年の採用予定数を比べて考えてみましょう。
校種 | 去年の合格者数 | 採用予定数 | 増減 |
小学校 | 246 | 245人程度 | 同程度 |
中・高 | 136 | 177人程度 | 増 |
特支 | 35 | 40人程度 | 増 |
養護教諭 | 34 | 35人程度 | 同程度 |
栄養教諭 | 5 | 4人程度 | 同程度 |
合計 | 456 | 501人程度 | 増 |
去年の採用数と比べて採用予定数が増えています。特に中・高で40人近くの採用予定増です。
倍率についてですが、去年の2.7倍より低倍率化することが予想されます。
というのも、全国的に教員の人気が低迷しているからです。全国的に教採の受験者数は減っています。
採用数が増え、一方で教員人気が落ちていることによる受験者数の低下。
これらにより、倍率は下がることが考えられます。
去年のん2.7倍は教採の全国平均である3.4倍よりかなり低いです。しかし、油断は禁物です。対策をしっかりとしていきましょう。また、他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験やチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
などなど。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
・安い
と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。
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合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ
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面接試験
個人面接Ⅰ
新潟県では第2次検査で2回の個人面接が行われます。
面接時間は20~25分です。
合計90点で判定が行われます。
※ただし、それぞれの面接で基準の点数を超えないと不合格になります。
- 40点
- 面接官2人
- 学習指導や生徒指導等に関する事項
個人面接Ⅱ
- 50点
- 面接官2人
- 教員としての資質・能力等に関する事項
過去の質問内容
- なぜ新潟県を受けるのか
- 新潟県の良い所はどこか
- 新潟県の印象は
- 知らない土地に行ったら、どうやってその土地のことについて学ぶか
- お祭りがあったら行くか
- もし子どもが「お祭り行きたいのに、親がついていってくれない。どうしても行きたいから先生一緒に来て」と言ったらどうするか
- 保護者、地域と連携していく上で、最も大切だと思うことは何か
- 新聞は読むか
- 最近気になる国内のニュースは
- なんでそれが話題になるのか
- 気になる国外のニュースは
- 重大なミスで保護者からクレームが殺到しても、耐えられるか
- 僻地や離島での勤務も大丈夫か
- 自己PRを1分で
- 理数離れがというが、それらの教科が苦手な子にどういった手立てをとるか
- 教員は様々なことを並行して行わなければならないが、できそうか
- 今までに困ったこととその対処法
- 他県は受けているか
- 夏休み終わりに「学校に行くたくない。」という子どもがいたらどうするか
- 自分と会わない子どもにはどう対応するか
- 凝り固まった上司から、異なる意見や考えを主張されたらどうするか
- ストレス解消法は
- 働き方改革と言われているが、教員としてどういうことができるか
- 信頼される教員になるにはどうすればいいか
- 気になる教育問題は
- 気になる健康問題は
- 佐渡や粟島などの離島でも大丈夫か
- いじめが起きないようにするには
- もし自分の学級でいじめが起きたらどうするか
- 組織の中での役割は何か
- 今後の抱負は
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法


新潟県の教育が何に力を入れてのかは新潟県教育振興基本計画に書かれています。受験を考えている方にとっては必読です。