

めざす「あいちの人間像」
で書かれているように、多様な人々の存在を尊重できる人を県として大事にしている県です。そういった県の特徴について考えながら、対策を進めていきましょう。
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試験の変更点
2024年度実施の試験は以下の変更点があります。
詳細は愛知県教員採用選考試験HPをご確認ください。
- 採用教科の変更
高等学校教諭の工業(土木)、工業(化学工業)、水産(漁業)、水産(機関)を追加
高等学校教諭の音楽(明和)、美術(旭丘)、工業(建築)を停止 - 特別選考に関する免除項目の変更
「元教諭・講師経験者特別選考」で市町村教育長の推薦・県教育委員会の選考により相当と認められた場合も第1次試験を免除
「教職大学院修了見込者特別選考」は第1次試験を免除 - 特別支援学校教諭の出願資格に関する変更
受験資格が「特別支援学校教諭等免許状を所有、又は取得見込みでない場合は、当該免許状取得に必要な所定の単位を採用後3年を目処に取得し、速やかに免許状取得の申請に努めること」と変更。 - 第1次試験における加点項目の追加
小中高特支の受験区分では複数免許所有者に加点
特支の受験区分では特支免許の所有(見込み)で加点
受験しやすくなったり加点が増えたりと、受験者にとって有利な変更が多いです。
中でも特支免許を取得(見込み)しなくても特支を受験可能というのは全国的にも珍しく、特支を希望される方には大きな追い風になります。一方で教育の質に不安が生じるのはやむを得ません。
愛知県の求める人物像は
愛知県が求める人物像は6つあります。
愛知県教員育成指標より。
- 広い教養と豊富な専門的知識・技能を備えた人
- 児童生徒に愛情をもち、教育に情熱と使命感を持つ人
- 高い倫理観をもち、円満で調和のとれた人
- 実行力に富み、粘り強さがある人
- 明るく、心身ともに健康な人
- 組織の一員としての自覚や協調性がある人
これらのことが求められています。
さらに詳しくは愛知県の教員育成をご覧ください。それぞれの項目について解説されています。
採用予定数と倍率
去年(2023年度)実施された試験の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。
校種・教科 | 去年の合格者数 | 採用予定数 | 採用数 |
小学校 | 900(+74)人 | 約800人 | 減 |
中学校 | 400(+45)人 | 約370人 | 減 |
高校 | 250(+21)人 | 約260人 | 同程度 |
特別支援 | 100(+5)人 | 約140人 | 増 |
養護教諭 | 45(+2)人 | 約30人 | 減 |
栄養教諭 | 10(+1)人 | 約10人 | 同程度 |
合計 | 1710(+148)人 | 約1610人 | 減 |
特支の採用数が増えますが、それ以外の校種は採用予定数が減ります。全体で100人(補欠繰り上げ除く)の採用減となります。
気になる倍率ですが、去年(3.3倍)と同程度~低倍率化することが予想されます。
その理由は教採受験者数の減少です。全国的に教採の受験者数は減っています。
愛知県の受験者数と受験倍率は次のように変化しています。
6318人・3.9倍(R元年実施)→ 6248人・3.8倍(R2年)→ 6017人・3.5倍(R3年)→ 5724人・3.3倍(R4年)
受験者数は年々減っており、倍率も減少の一途です。そして愛知県の倍率は全国平均(3.2倍)と近い倍率です。一時期と比べるとかなり低くなりましたが、それでも対策はしっかりと行いたい倍率です。倍率が気になる方は併願するのもいいでしょう。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
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と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
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筆記試験
筆記試験は一般教養と教職の専門教養が出題されます。
一般教養は一般的な教養ですので、平均的な公立高校の入試問題が6割程度解けるレベルなら合格点を取れるでしょう。難易度も国数社理英と満遍なく出題されますが、苦手科目を得意科目の得点で補うことができます。全体で6割を取れるレベルを目指してください。
専門教養は校種・教科によって問題の難易度や得点すべき点数が異なります。おおむね6割が合格点の目安となりますが、それでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。
対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問の購入は早めにおこなうといいでしょう。
小論文試験
第2次試験で論文試験が実施されます。
- 60分
- 900字以内
時間に対し、多くはない文量です。ですが、愛知県は図表の読み取りが必要になります。図表から数値の増減を読み取り、変化の要因を考察し、教育に結び付ける。書く内容を考えるのにはある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。
評価
次に示す観点に基づき、5段階(A~E)で評価する。
- 教育に対する見識をもち、現実に対する認識は適切であるか。
- 教育に対する意欲は十分であるか。
- 教師として現実に立脚した展望をもっているか。
- 出題の意図を的確にとらえ、論旨が一貫しているか。
- 文章表記は適切であるか。
例として設問を見てみましょう。
令和3年 小論文題
引用 愛知県教育委員会 令和4年度愛知県公立学校教員採用候補者選考試験
問題
次の図表は、外国籍の児童生徒数についての全国調査からの抜粋である。この図表からあなたは何を読み取るか。また、それを踏まえて、あなたは教員としてどのような教育を心がけたいか。900字以内で述べよ。

ここで重要なのは
・図表の読み取り
・問題の把握
・問題に対する方策
これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。
論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。
小論文の対策について、教採塾ブログでは小論文の添削をおこなっています。
A判定の取得経験のある専門スタッフが小論文を添削し、さらに
- わかりやすい文章にする秘訣
- 説得力ある内容にする方法
- 簡単に書くための型
をお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
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こちらも勉強の参考にしてみてください。

面接試験
(参考)一次集団面接
※R3年実施の試験より廃止されました。参考として掲載しています。
教員としての適性を、態度、人柄、活力等の観点から、5段階で評価されます。
〇口述試験
〇20分
〇面接官3人
〇受験生は基本的に5人グループ
質問内容例
- 教員を志望している理由を教えてください。
- 理想の教師像を教えてください。
- 保護者に信頼される教師とは、どのような教師ですか。
- 子供に信頼される教師とは、どのような教師ですか。
- 長所を教えてください。
- 短所を教えてください。
- 強みを教えてください。
- 自己PRを話してください。
- 学生時代に力を入れたことはありますか。
- ボランティアで学んだことはありますか。
- 講師経験で、学んだことはありますか。
- 講師をしていて、一番力を入れたことは何ですか。
- 愛知県の魅力を教えてください。
- 教員の魅力を教えてください。
- 他の人に負けないことは何ですか。
- あなたの心構えを教えてください。
二次試験
○個人面接・・・面接官3人
○15分を連続して2回実施
○3分程度の場面指導(説明込み)を1回含む
個人面接…積極性、表現力、責任感、協調性、適応性、社会性等の観点に基づき、5段階で評価されます。
面接での質問例
願書の内容より
- 今までの部活動経験
- 大学で部活をせずになにをしていたか
- 指導可能な部活はなにか
- ボランティア経験はなにをしたか
教師としての資質
- 長所、短所は
- 理想とする教師像は
- 理想の教師になるためにどうしているか
- おとなしい子にはどう接するか
- 教室で浮いている子にどう接するか
その他
- 特別支援教育で気をつけたいことは
- 気になるニュースを3つ
- オリンピックで印象に残っている場面は
- 子供達が意欲的になれる工夫は
- 自己アピール
- 荒れた学校で荒れた子を指導する場合どうするか
- 教育関連で気になるニュースは
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして
- あなたの長所と短所
- 短所の改善方法
- より面接官に伝わる面接の仕方
などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

場面指導
3分間の場面指導があります。考える時間は30秒です。
場面指導の課題例
・学校行事(修学旅行や体育大会など)の前日の声かけ
・学級全体に、掃除ができていない雰囲気があります。全体に対して、どのような話をするか。立っても、座っても構いません。

愛知県は日本最大の企業TOYOTAと傘下の多くの会社がある県です。そういった特色を知ることで、県が求める教員についても考えを巡らせることができます。
また、次の資料からも愛知県の教育についての理解を深めることができます。
あいちの教育ビジョン2025 -第四次愛知県教育振興基本計画-ビジョン概要
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