近畿

【2025年度】大阪府教員採用試験の内容と倍率や合格へのポイント・対策

管理人

全国でも有数の採用数を誇る大阪府。
2024年は採用数が増えるため、倍率が下がることが予想されます。

この記事を書いた人

  • 教採塾ブログ管理人
  • 教採対策サークル主宰
  • これまでに多くの合格者を輩出
  • 教員経験 小学校・中学

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試験の変更点

以下の変更点があります。

詳しくは令和7年度大阪府公立学校教員採用選考テストからの変更点をご覧ください。

  1. 面接選考の見直し
    これまでの第2次選考と第3次選考を統合し、面接テストを1回とします。
  2. 最終合格者発表日の前倒し
    最終合格者発表日を1か月程度前倒しします。
  3. 小学校等実技テスト(水泳)の廃止
    実技テスト(水泳)を廃止し、合格者に対して危機管理のための研修を実施します。
  4. 「大学院への進(在)学者に対する採用保留制度」を新設
    第2次選考に合格した者のうち、大学院(教職大学院を含む。)又は専攻科(大学に設けられたものに限る。)に進学又は在籍中の者は、採用の保留を希望することができます。
  5. 「一般選考 日本語指導資格所有者」の新設
    日本語指導能力に関する資格要件を満たす者を対象に、第1次選考の得点に加点をします。 
  6. 大学3年生等を対象とした選考区分の新設
    大学3年生等を対象とした選考区分を新設し、 第1次選考(筆答テスト)を受験可能としま。なお、選考通過者[第1次選考(筆答テスト)の点数で一定の基準を満たした者]は次年度の第1次選考(筆答テスト)を免除します。
  7. 「一般選考 常勤講師等経験者」の新設
    大阪府内の公立学校(大阪市、堺市、豊能地区の学校を除く)の常勤講師等経験者は第1次選考(筆答テスト)を免除します。

面接試験の回数減や実技試験の廃止、大学3年生受験など、受験者の負担減や受験枠の拡大が進みました。
該当する方にとってはチャンスです。

大阪府の求める人物像

大阪府が求める人物像は3つあります。
大阪府公立学校教員採用選考テスト リーフレット
大阪府公立学校教員採用選考テスト 受験案内
より

豊かな人間性
何より子どもが好きで、子どもと共感でき、子どもに積極的に心を開いていくことができる人

実践的な専門性
幅広い識見や主体的・自律的に教育活動に当たる姿勢など、専門的知識・技能に裏打ちされた指導力を備えた人

開かれた社会性
保護者や地域の人々と相互連携を深めながら、信頼関係を築き、学校教育を通して家庭や地域に働きかけ、その思いを受け入れていく人

これらのことが求められています。

また、大阪府の教育についての理解を深めるために
「大阪府教育振興基本計画」
大阪教育力の向上」
に一度は目を通すのがいいでしょう。

採用予定人数から考える倍率

去年の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。

( - としている部分は非公表)

校種・教科採用予定数去年の採用予定数採用予定数
小学校
小中連携
450名
(うち連携50名)
300名
(うち連携約30名)
中学校300名250名
高等学校230名210名
特別支援-幼稚園・小学部90名
(男性45名・女性45名)
90名
(男性45名・女性45名)
同程度
特別支援-中学部60名60名同程度
特別支援-高等部50名50名同程度
特別支援-自立活動1名若干名同程度
特別支援-全体200名+若干名200名+若干名同程度
養護教諭40名40名同程度
栄養教諭10名10名同程度
障がい者対象の選考30名30名同程度
合計1261名+α1040名+α

去年の採用数と比べ、小中高で採用予定数が220人増えます。特に小学校では採用予定数は去年の1.5倍にもなります。受験される方にとっては大きなチャンスです。

大阪府の受験者数と受験倍率は次のように変化しています。

年度受験者数合格者数倍率
R元6741人1189人5.7倍
R26372人1269人5.0倍
R36008人1467人4.1倍
R45688人1277人4.5倍
R55334人1163人4.6倍

上の表からもわかるように、大阪府の受験者数は毎年数百人ペースで減り続けています。そして今年は去年よりも採用予定数が220人も増えます。これにより倍率はかなり下がることが予想されます。

管理人

大阪府の過去3年の最終倍率は4.1倍(R3) → 4.5倍(R4) → 4.6倍(R5)と増減をしています。今年は受験者減と採用数増により低倍率化する可能性が高いです。

ですが、油断はできません。去年の4.6倍は全国平均の2.9倍よりもはるかに高い倍率です。狭き門であることに変わりはありません。早めの対策が必要です。

教採対策オススメ書籍

教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
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など。

その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
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と、メリットはたくさんあります。

もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。

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ぜひこちらも参考になさって下さい。

筆記試験

筆記試験は一般教養と教職の専門教養が出題されます。

一般教養は一般的な教養ですので、平均的な公立高校の入試問題が6割程度解けるレベルなら合格点を取れるでしょう。難易度も国数社理英と満遍なく出題されますが、苦手科目を得意科目の得点で補うことができます。全体で6割を取れるレベルを目指してください。

専門教養は校種・教科によって問題の難易度や得点すべき点数が異なります。おおむね6割が合格点の目安となりますが、それでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。

対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問の購入は早めにおこなうといいでしょう。

小論文

第2次選考で小学校志望者には小論文試験が実施されます。

・120分
・500字程度
・専門テストと同一時間に実施

試験時間120分で500字程度と聞くと簡単な試験に聞こえます。
ですが、国語、算数、理科、社会、英語についての専門テスト(択一式)と同時に実施されます。

ですので、時間配分が重要になります。専門テストにどれだけの時間を割くのか。小論文の構成を考えるのにどれだけの時間を使うのか。
多少の余裕時間も含めて時間の配分を考えておくといいでしょう。

評価の観点は次の通りです。
受験案内に記載されています。

主な評価の観点等
・社会的な背景や課題を把握しているか
・具体的かつ客観性のある内容を論理的に記述しているか

問題文を読み、内容を把握し、書く内容を考えるのにはある程度の時間を必要とします。文を書くのが得意、書く時のポイントがわかっているという人でなければ、ぶっつけ本番で書ききるのは難しい内容です。

例として設問を見てみましょう。

令和2年 小学校・小中いきいき連携
平成29年3月告示の学習指導要領総則には、各教科等の指導に当たっては、「単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら、児童の主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を行うこと」と示されています。児童の「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」を実現するために、あなたは小学校の学級担任としてどのような授業づくりを行いますか。500字程度(450字以上550字以下)で具体的に述べなさい。

引用 令和2年度大阪府公立学校教員採用選考テスト 第3次選考

ここで重要なのは

・問題の把握
・問題に対する方策

これらを最初に考えることです。
最初の5~10分までなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

小論文の対策について、教採塾ブログでは小論文の添削をおこなっています。
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面接試験

質問の傾向としては
・社会人として適切な態度か
・社会人として良好なコミュニケーションが取れるか
といったことが聞かれます。

過去の質問内容

・個人面接
・20~30分
・面接官2人
・配点420点(820点満点)

自分自身のことが多く聞かれる傾向があります。事前に自分自身のことを振り返り、言えるようにすることが大事です。

主な評価の観点等
・教育を取り巻く状況や課題を理解しているか
・教職について理解し、意欲をもって取り組む姿勢はあるか
・教員としてふさわしい実践的なコミュニケーション能力を備えているか

第2次選考では
模擬授業と面接が一緒に行われます。

面接では
・教教育実習や講師での経験
・○○な子どもにはどう指導するか
・○○といったクレームが来たらどうするか

と、あなた自身の教育観についても聞かれます。

自分の考えと
大阪府の求める人物像を見比べて、
上手く説明できるようにしておくと良いでしょう。

面接での質問例

  • なぜ大阪府を受験したのか
  • 学年の先生と意見が違ったときにどうするか
  • 初対面の人と関わる時に気をつけていることは
  • 自分の一番のストレス解消法は
  • どんな教師が子どもや保護者から信頼されると思うか
  • 教師にとって必要な資質とは何か
  • 教育実習で学んだことは
  • 1回目の懇談会で、保護者にどんなことを話すか
  • 図工ではどのような力が育まれると思うか
  • 「いじめはいじめられる側にも問題がある。」と主張する保護者に対して、どのように答えるか
  • 教員の不祥事についてどう考えるか
  • 高学年で掃除中に話を続ける女子にどう対応するか

大阪府は面接の配点が半分以上を占めます。
面接テスト420点
筆答テスト400点(実技がある場合は200点)
実技テスト200点
計    820点

面接での得点が合否に大きく影響をします。
自分の得意・不得意を分析し、
合格に近づく対策を取っていきましょう!

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる

と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。

教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして

  • あなたの長所と短所
  • 短所の改善方法
  • より面接官に伝わる面接の仕方

などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。

>> 教採塾ブログの面接練習について詳しくみる

また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業

第2次選考の中で模擬授業を行います。(約4分30秒)

  • 授業実践の基本的な力量が備わっているか
  • 児童生徒の意欲を高め、関心を引きつけられるか
  • 児童生徒に対して適切な言葉で理解させようとしているか

という観点で評価されます。
これらを意識して事前に授業の練習をしていくことが
高得点につながります。

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いっしー

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