

ふるさと教育、キャリア教育、情報教育、特別支援教育など
長崎県は社会の変化に対応し、長崎県を支えることのできる人の育成を目指しています。そういった背景を知りつつ、対策をがんばっていきましょう。

試験の変更点
変更点はいくつかあります。
詳細は教員募集リーフレットをご確認ください。
- 中・高校(英語)志願者で英語の資格等を持つ人を対象とした特別採用選考を実施
→免許がなくても出願可能 - 長崎県本務教員を退職した人を対象とした特別採用選考を実施
- 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の資格を持つ人を対象とした特別採用選考を実施
- 特別免許状による採用で教科の追加及び出願資格の改定
→中学校の英語・家庭、高校の英語、特支の自立活動を追加 - 中・高校(家庭)は栄養教諭の免許を取得(取得見込み)でも受験可に
- 小・中・高校志願者対象の特別支援学校の第2志望を廃止
- 第2次試験の内容を変更
→適性検査はオンライン実施
→小論文を廃止
→高校・特別支援学校志願者の個人面接には、模擬授業を含む
求める教師像
長崎県が求める教師像は校種ごとに挙げられています。
(長崎県教育委員会HPより)
21世紀に生きる力と郷土を担う人材を育てるために長崎県はこんな先生を求めています。
【小学校】心豊かで明るく、子どもとともに遊び、ともに学ぼうとする人
【中学校】情熱にあふれ、生徒とともにあり、わかる授業に努める人
【 高等学校】教科に関する専門性が高く、生徒の指導にも熱心に取り組み、明るく社会性に富む人
【特別支援学校】子どもに対する純粋な愛情を持ち、ともに学び、ともに成長することを喜びとする人
【養護教諭】子どもに対して深い愛情をそそぎ、健やかな成長を支えることに喜びを感じる人
これらのことが求められています。
倍率と採用予定数
気になる倍率ですが、去年と今年の採用予定者数を比べて考えてみましょう。
校種 | 去年 | 今年 | 採用数 |
小学校 | 241 | 260 | 増 |
中学校 | 100 | 130 | 増 |
高校 | 56 | 63 | 増 |
特別支援 | 45 | 30 | 減 |
養護教諭 | 21 | 20 | 同程度 |
合計 | 463 | 503 | 増 |
特別支援は採用数がしぼっれますが、小・中・高で採用増となります。特に中学校は昨年比で3割増しと、採用数が大幅に増えます。
気になる倍率ですが、低倍率化することが予想されます。なぜなら、全国的に教員の人気が低迷しているからです。長崎県でも志願者は減少傾向にあります。採用数の増加と志願者の減少とで、倍率は去年よりも下がるだろうと考えられます。
長崎県の教採受験者や倍率は次の様に推移しています。
3.1倍(H30年)→2.6倍(R元年)→ 1181人・2.6倍(R2年)→ 1094人・2.4倍(R3年)→ 1062人・2.1倍(R4年)
※R3年・R4年は志願倍率、それ以前は受験倍率
<追記>
志願状況が発表されました。
長崎県教員採用選考試験志願状況
採用数が43人増えているのに対し、志願者が32人も減っています。志願倍率の段階で2.1倍です。(去年は2.4倍)
試験当日に受験を辞退する人はいるので、実際の受験倍率はさらに下がります。今年受験する方には心強い追い風となります。
とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
などなど。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
・安い
と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。
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合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ
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面接試験
長崎県では第2次試験で個人面接が行われます。
個人面接
・中学校・高等学校英語受験者は、英語による質疑応答を含む。
※ 教科に関する課題面接を含む(養護以外)
※ 児童生徒への対応・技能等に関する課題面接を含む(養護)
- 25分
- 面接官3人
評価の観点
- 適性
- 意欲
- 社会性
- 指導力
- 専門性
10~1の10段階評価
質問内容など
- <小学校の英会話テスト>
- I like~ ,because~
好きなスポーツ・食べ物・季節・教科・音楽 - I wanto to~ ,because~
教員になってやりたいこと、今やりたいこと - I wanto to eat~ ,because~
今食べたいもの
<面接質問> - 教員の志望理由は
- 長崎県の志望理由は
- 教員に求める資質・能力は
- コミュニケーション能力はあるか
- 同僚と意見が異なる場合はどうするか
- 長所と短所は
- 長所をどう教育に活かすか
- 短所をどう改善しているか
- 勤務地に希望はあるか
- 離島での勤務は可能か
- 休み時間に一人で過ごす子にどう関わるか
- ボランティア経験は
→そこから何を学んだか
→それをどう教育に活かすか - スマートフォンの使い方で子どもに伝えたいことは
- 情報教育の中で子どもに身に付けたいさせたい力は
- 理想の教師像は
→それに近づくためにどんな努力をしているか - ストレス解消法は
- 教員の不祥事についてどう考えるか
- 今まであった困難は
→それをどう乗り越えたか - 理想の学級は
- 「なんのために働いているか。」と聞かれたら
- 部活やサークルで学んだことは
- いじめについてどう考えるか
- いじめの未然防止のためにできることは
- もし学級でいじめが起きたらどう対応するか
- インターネットでのいじめはどう防ぐか
- 英語教育についての考え
- 日本人は英語が話せない人が多いが、それはなぜだと考えるか
- 保護者からのクレームにはどう対応するか
- ふるさと教育について
- キャリア教育の推進のために取り組めることは
- 学力の充実に向けてどのようなことができるか
- ICT機器を活用する時に心がけていることは
- 道徳教育で重要なことは
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業

長崎県はふるさと教育を中心に9つの基本的方向性を持っています。教育施策やめざす教員像を確認しつつ、長崎県の教育への理解を深めていきましょう。
長崎県教育方針
第三期長崎県教育振興基本計画【概要版】
豊かに育て ながさきの子どもたち(長崎県教育大綱)
教員等としての資質の向上に関する指標