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【2022年】岡山県教員採用試験のポイントと対策(2次試験で小論文の中止)

岡山
岸上 隆文

学習指導要領・GIGAスクール構想・働き方改革
岡山県はこうした動きに対応しようとしています。
時代の変化を学びつつ、岡山の教育への理解を深めることが岡山の試験対策の一つとなりそうです。
教育長からのメッセージより)

試験の変更点

変更点はいくつかあります。詳細は「岡山県の採用試験概要」(チラシ)(令和3年3月22日)をご確認ください。

  1. 第1次試験で教職教養試験の時間短縮
  2. 地域枠、社会人枠の面接でプレゼンテーションを実施
  3. 第2次試験で小論文の中止
  4. 第2次試験でグループワークまたはグループディスカッションの実施
  5. 栄養教諭の選考を一時停止
  6. 社会人選考(情報・英語)の新設
  7. 高校(数学・理科)の英語資格の特別選考の廃止
  8. 英語資格の追加と変更

また、令和4年度実施の試験からは高校(地歴)出願に公民の免許が必須となります。

岡山県が求める教員像

岡山県が求める教員像は3つあります。
岡山県が求める教員像より)

岡山県の教育課題を深く理解し、果敢に立ち向かうことのできる教員
○ 本県の教育課題である学力向上や徳育、生徒指導に関する確かな指導力のある人
○ 地域の教育資源の活用やキャリア教育により、学ぶ楽しさや学ぶ意味を伝える人

強い使命感と情熱、高い倫理観、豊かな教育的愛情を持った教員
○ 本気で子どもたちと関わる中で、教員としての喜びや意義を見いだせる人
○ 子ども一人一人の良さを認めて、子どものやる気を引き出すことができる人

多様な経験を積む中で協働して課題解決に当たるなど、生涯にわたって学び続ける教員
○ 多様な経験や校内外での研鑽により、専門性やコミュニケーション能力を高める人
○ チームの一員として協働する中で、自ら行動するとともに他者にも働き掛け、必要に応じて支援しようとするリーダーシップを発揮して課題解決に当たることができる人

これらのことが求められています。

倍率と採用予定数

気になる倍率ですが、去年の合格者数と今年の採用予定数を比べて考えてみましょう。

校種去年の合格者数採用見込数採用数
小学校200名210名同程度
中学校100名100名同程度
高校60名65名同程度
特別支援30名40名
養護教諭16名15名同程度
合計407名430名

全体的に採用予定数は微増ですが、教員の人気低迷という世の中の流れから、受験者数が減ることが予想されます。倍率は去年の3.5倍から下がると考えています。

<追記>
出願状況が発表されました。これによると、出願者が去年よりも140人減っています。応募倍率は去年の6.0倍から5.4倍に下がっています。ここからさらに受験辞退者が出るので、受験倍率が去年の3.5倍から下がることがますます濃厚となります。
令和4年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の出願状況について

とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

面接試験

岡山県では
第1次試験で個人面接
第2次試験で個人面接・グループワークまたはグループディスカッション
が行われます。

個人面接(1次)

・10分
・面接官2人

主な評価の観点

「発言の明確さ、的確さ」
「使命感、意欲的態度」
「誠実さ、社会性、協調性」
※ 理数枠・英語枠・地域枠・社会人枠の志願者については、志願する枠に対する「使命感、意欲的態度」

過去の質問内容

・教員の志望理由は
・岡山県の志望理由は
・この校種を志望したのはなぜか
・運動会前でも盛り上がらない学級にどう対応するか
・基礎基本の定着のためには何をするか
・インターネットの危険性の授業を聞こうとしない子にどう対応するか
・ICT教育のメリットとデメリットは
・講師をしてやりがいは
・子どもからいじめられてると言われたらどうするか
・どんな教師になりたいか
→そのために努力していることは
・意欲向上のために授業でできることは
・今までで嬉しかったことは
・教師に必要な能力を1つ挙げるなら
→どうやってその能力を磨くか
・大学でがんばったことは
・ストレス解消法は
・今までで努力した経験は
・勤務地の希望はあるか
・今まででした中で良かった授業は
・食育についての心がけたいことは
・子どもに「なぜ学ぶのか。」と聞かれたらどう答えるか
・気になるニュースは
・気になる教育課題は
・2時間の空きがあったらどんなDVDを見るか
・好きな映画とその良さは
→物事の良さをどうやって子どもに伝えるか
・英語を指導していく上で大事なことは
・自身のアピールポイントは
・お金の使い方について子どもにどう指導するか
・運動会で運動が苦手な子にどう声かけをするか
・信頼される教師とは
・公務員の職務上の義務は
・学校に協力的でない保護者が増えているが、どう対応するか
・生活リズムの乱れている子どもに、どう指導するか
・勉強が苦手な子にどう指導するか
・あなたが学級で大切にしたいことは
→それを子どもにどう伝えるか
・ボランティアでの学びは
・同僚と考えが違ったときにどうするか

プレゼンテーション

地域枠・社会人枠の出願者にはプレゼンテーションが面接に盛り込まれます。

1 目的
地域枠・社会人枠の出願者に、志願する枠への志望動機やこれまでの活動実績、将来取り組みたいことについて、出願者によるプレゼンテーションを含めた面接試験を実施することにより、志願する枠に対する「使命感・意欲的態度」等の評価に資する。

2 対象者
小学校教諭等(地域枠)、小学校教諭等(社会人枠)、中学校教諭等(地域枠)、中学校教諭等(社会人枠)、特別支援学校教諭等(社会人枠)、養護教諭(地域枠)に出願する者
※特別選考C①、F、Gに出願する者は除く

3 志願者の準備物(面接試験当日に持参する)
① プレゼンテーション用資料<掲示用> A1サイズ(594mm×841mm)1枚
(A3サイズ(297mm×420mm)の用紙を4枚張り合わせる形式も可)
② ①の資料をA4サイズ(210mm×297mm)に縮小した資料 3枚
※資料の体裁・項目は任意とするが、「枠に関するこれまでの活動実績」は必ず記載し、プレゼンテーションの内容に入れること。

4 実施方法
・個人面接又は特別面接の冒頭3分以内で実施する。
・志願者は所定の掲示場所に3①を掲示し、立ってプレゼンテーションを実施する。
(プレゼンテーションを実施する場所から、試験官までは概ね3メートル程度)
・プレゼンテーション終了後着席し、プレゼンテーションの内容や出願資料を踏まえた個人面接又は特別面接を実施する。

5 その他
・3に示す準備物以外(ポインター、指示棒、筆記用具など)を使用することはできないが、説明用のメモは使用できることとする。

※要項より引用

個人面接(2次)

・20分
・面接官2人

主な評価の観点

「発言の明確さ、的確さ」
「使命感、意欲的態度」
「誠実さ、社会性、協調性」

過去の質問内容

※1次で記載した内容も聞かれる

・初対面の人と話す時に気を付けることは
・好きなスポーツ選手は
→それを子どもにどう伝えるか
・学級始めに緊張している子どもにどのような指導をするか
・なぜ地域枠での受験か
→地域枠でしかできないことはあるか
・自分に足りないものは
・県内のどこでも勤務できるか
・学年主任をやってもらいたいと言われたら
・教員以外なら何をしたいか
・特別支援学校の勤務は可能か
・中高一貫校での勤務は可能か
・僻地勤務は可能か
・2次試験の手ごたえは
・周りの教員から何を求められることが多いか
・今回不合格ならどうするか
・併願はしているか
・教員は「ブラック」と言われるが、どう思うか
・今までの部活、サークルの経験から学んだことは
→それを教育にどう活かすか
・授業で困ることは

グループワーク

グループワークでは、当日提示された課題に対して、受験者数名のグループで解決する過程を通して、コミュニケーション能力、社会性、協調性、主体性、リーダーシップ、問題解決能力などを評価します。
実施要項 P.30「お答えします あなたの質問」質問6より)

・約30分(構想10分、話し合い10分、練習5分、実演3分)
・6人グループ
・面接官3人

主な評価の観点

「コミュニケーション能力」 「社会性、協調性」 「主体性、リーダーシップ」
「問題解決能力」

過去の課題

あなたたちは○年の学年団の教員集団です。子どもに向けて次のような3分間の劇を演じたものを録画し、教室で流すことになりました。劇の内容を演示しなさい。

・小1 入学したての1年生が学校生活が楽しみになるような内容
・小3 「ノー テレビデー」を意欲的に取り組めるような内容
・小6 全員で協力して運動会を成功させようとする意識や意欲が高まるような内容
・中(高)3 受験への不安をやわらげ、日々の学習に前向きに取り組むことができるような内容
・中(高)2 本を読むことの意義を伝え、学校図書館で本を借りたくなるような内容
・中(高)1 家庭での1日のスマホ利用時間を減らそうとする意識や意欲が高まるような内容

模擬授業(模擬場面指導)・口頭試問

過去の形式より
・20分(授業5分、口頭試問15分)
・面接官2人(子役になる)

主な評価の観点

「児童・生徒の理解」
「教科指導(保健指導)に関する知識・技能の保有」
「使命感、教育的愛情」
「意欲的態度、誠実さ、社会性、協調性」
「発言の明確さ、的確さ」

過去の試問内容

・授業で良かった点は
・授業で悪かった点は
・悪い点はどう改善するか
・授業の前の単元はどんな内容だと考えられるか
・子ども達との出会いで、気を付けることは
・問題解決学習で大切だと思うことは
・授業のこの後の展開は
・授業で工夫したことは

自分の未来は自分で作る

年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。

合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。

未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。

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また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。

試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】

教採対策おすすめ書籍

岸上 隆文

岡山県はICT教育やグローバル化をはじめ、現代の教育環境の変化に機敏に対応しようとしています。教育施策や教育委員会の発行する資料をチェックし、自分なりに岡山県の教育課題をつかむといいでしょう。
岡山県教員等育成指標及び研修計画(令和3年3月一部改訂)
第3次晴れの国おかやま生き活きプラン(概要版)
第3次岡山県教育振興基本計画(概要版)
岡山県教育大綱 

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