

未知の世界に果敢に挑戦する、夢と志あふれる「人財」の育成
を基本方針としている徳島県。SDGs、Society5.0など、変化の多い今後を「未知の世界」と表現しています。最新の情報や情勢を知ることは試験対策だけでなく、合格後の教員人生にもいい影響を与えるでしょう。
この記事を書いた人

- 教採塾ブログ管理人
- 教採対策サークル主宰
- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
X(旧Twitter):https://twitter.com/isshi_ec
教採情報や教員お役立ち情報を発信
フォローよろしくお願いします。
公式LINEでも教採に役立つ情報を発信中。
お友達追加するだけで対策資料4つを
🎁無料プレゼント🎁
いつでも教採対策がお得になる特典付き!
ぜひお友達登録をお願いします😃

試験の変更点
2024年度実施の試験は以下の変更点があります。
詳細は徳島県HP下部の「主な変更点等」「採用案内」 をご確認ください。
- 第1次審査での一般教養審査の廃止
- 現職教員対象の第1次審査免除の年齢要件を拡充
- 特別選考区分の再体系化(現在の9選考区分から7選考区分へ)
- 特別支援学校教諭の募集対象に「医療的ケア(自立活動)」担当教諭を新設
- 養護教諭の募集を全校種一括から「小・中学校」と「高・特支」に分けて実施
- 第一次審査で東京会場を新設
- 加点項目に「本県での臨時教員等の勤務経験を有する者」を追加
徳島県が教員に求める資質・能力
「徳島教育大綱」における基本方針「未知の世界に果敢に挑戦する,夢と志あふれる『人財』の育成」を目指し,主体的に学び続け自己を高める教員
このようにとくしま教職員研修やとくしま教員育成指標 で述べられています。
ですので徳島教育大綱は目を通しておきたい必読の書です。概要版なので、すぐに読み終えることができます。
徳島県は教員に求められる資質・能力として次の4つを挙げています。
1 素養
「教員としての使命感と情熱を持ち,高い倫理観と人権尊重の精神にあふれ,積極的に地域や他者と関わりながら,生涯をとおして学び続けるたくましい教員」
2 授業力(※養護・栄養教諭は専門的職務実勢力)
「高い専門性を有し,児童生徒の未来を切り拓き,個性・能力を最大限に伸ばす授業を構想・実践しながら,改善していく教員」
3 担任力
「キャリア教育の視点を踏まえ,一人ひとりが輝き,新たな価値を創造していく児童生徒の育成を目指し,課題を解決しながら前進する教員」
4 協働力
「組織の一員として,目標と自分の役割を理解し,責任を果たし,家庭や地域とのつながりの中で,学校・地域の活性化に貢献する教員」
これらのことが求められています。
倍率と採用予定数
去年(2023年度)実施された試験の合格者数と今年の採用予定数を比べてみましょう。
徳島県HP下部の「採用案内」「審査要綱」より。
校種 | 去年の合格者数 | 採用予定数 | 採用数 |
小中学校 | 153名 | 126名程度 | 減 |
(小学校) | (94名) | ||
(中学校) | (49名) | ||
高校・特支 | 60名 | 56名程度 | 減 |
(高校) | (41名) | ||
(特別支援) | (19名) | ||
養護教諭 | 4名 | 4名程度 | 同程度 |
栄養教諭 | 1名 | 1名程度 | 同程度 |
障がい者特別選考 | 1名 | 5名程度 | 増 |
合計 | 209名 (欠員24名) | 192名程度 | 減 |
去年の合格者数と比べ、小中・高特で採用予定数が減ります。
ですが、採用数は増加することが期待できます。徳島県は採用予定数よりも多くの採用される傾向があります。R4年実施の審査では189名程度の採用予定に対して209名が採用されています。わずかではありますが去年よりも採用予定数は増えます。そのため、去年よりも採用数は多くなることが期待できます。
気になる倍率ですが、去年の5.1倍よりも低倍率化することが予想されます。全国的に教員の人気が低迷しています。徳島県でも審査の受診者数の減少が見られます。
徳島県の志願者数と志願倍率は次の様に推移しています。
1218名・5.8倍(R3年)→ 1175名・6.2倍(R4年)
また、受審者数は次の通りです。
1071名・5.1倍(R4年実施)
志願者自体が減っていますし、受験を辞退する人がいるため受審倍率は大きく低下しています。
ですが、去年の全国平均が3.2倍であることを考えると非常に高い倍率です。
しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
・安い
と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。
続きを見る
合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ
筆記試験
筆記試験は一般教養と教職の専門教養が出題されます。
一般教養は一般的な教養ですので、平均的な公立高校の入試問題が6割程度解けるレベルなら合格点を取れるでしょう。難易度も国数社理英と満遍なく出題されますが、苦手科目を得意科目の得点で補うことができます。全体で6割を取れるレベルを目指してください。
専門教養は校種・教科によって問題の難易度や得点すべき点数が異なります。おおむね6割が合格点の目安となりますが、それでも届かない時もあります。対策はしっかりとおこなってしてください。
対策は過去問を繰り返し解くのがオススメです。
過去問は早めに買わないと売り切れて、再入荷まで数週間待たされることが多いです。過去問の購入は早めにおこなうといいでしょう。
教採対策オススメ書籍
教採の対策方法はいろいろあります。
・講座を受講する
・先輩に見てもらう
・対策のサークルに参加する
など。
その中でもお手軽かつ効果的なのが書籍での学習です。
・必要な知識が体系的にまとめられている
・1人で学習できる
・時間や場所の制限がない
・安い
と、メリットはたくさんあります。
もちろん本を読むだけでなく実際の練習は必要ですが、
読書で知識を学ぶ → 練習 → 読書 → 、、、
というサイクルをしていけば、練習の効果は倍増していきます。
教採対策のオススメ本をまとめています。
ぜひこちらも参考になさって下さい。
続きを見る
合格したいなら必読の教採オススメ書籍まとめ
論文試験
第1次審査で論文試験が実施されます。
- 80分
- 800字以内
- 100点(第1次審査500点満点)
※教育公務員としての意欲・資質・能力について審査
50分で800字以内です。
時間に対して厳しい文量ではありませんが、余裕があるとも言えない時間です。テーマについて考察し、自分の経験を絡め、何を書いていくかを決めていきます。整った構成で書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。
例として設問を見てみましょう。
論文テーマ
引用 福島県公立学校教員採用候補者選考試験
R3年実施
あなたは、子どもたちが生きるこれからの社会をどのように捉えていますか。また、その社会を生き抜いていく子どもたちには、どんな力が必要になると考えますか。さらに、その力を育むために、どのような教育実践をしますか。具体的に述べなさい。
R2年実施
徳島教育大綱(令和元年8 月)では、基本方針として「未知の世界に果敢に挑戦する、夢と志あふれる『人財』の育成」があげられています。このことを踏まえ、あなたはどのような教育実践をしますか。具体的に述べなさい。
H30年実施
あなたが教員として、これからの社会を生きる児童生徒に最も身に付けさせたい力は何ですか。また、そのために、どのような教育実践に取り組みますか。具体的に述べなさい。
ここで重要なのは
- 問題の把握
- 問題に対する取り組み
- 関連する自らの経験
これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。
論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。
小論文の対策について、教採塾ブログでは小論文の添削をおこなっています。
A判定の取得経験のある専門スタッフが小論文を添削し、さらに
- わかりやすい文章にする秘訣
- 説得力ある内容にする方法
- 簡単に書くための型
をお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
また、小論文対策のオススメ書籍をまとめています。
こちらも勉強の参考にしてみてください。

面接試験
徳島県では第2次審査で個人面接が行われます。
(参考)集団面接
令和3年度実施の試験まで行われていました。参考として掲載しています。
- 教育に関するテーマについて,ホワイトボードを活用した集団面接を行う。必要に応じ,面接官が発問する。
- 6~8人グループ
- 45分
- 面接官3人
- 450点(2次450点または550点満点)
過去の内容
- <討議のテーマ>
- 働くことについて
- 仕事以外の時間を充実させる3つの方法
- 徳島の食文化をPRするキャッチフレーズ
- 長時間労働を解消する3つの方法
- 野外キャンプを成功させる3つの方法
- 初対面の人と打ち解ける3つの方法
- 振り込め詐欺の被害を根絶する3つの方法
- 徳島マラソンをより充実させる3つの策
- 大人のマナー違反で改めたいもの3つ
- 大人数アイドルグループが成功する3つの理由
- 阿波藍の知名度を上げる方法ベスト3
<討議後の質問> - 試験までの待ち時間、何を考えていたか
- 今まで頑張って褒めてもらった経験は
→それを学級でどのように活かすか - 今日の面接を自己採点すると何点か
- 最後にどうしても、言いたいことは
- 学級担任として大事にしたいことは
- 理想の学級を漢字1字で表すと
- 今日の討論を今後どう活かすか
- 自己PRをホワイトボードを使って
- 討論で一番大事な意見は
- 理想の仕事とプライベートの時間の割合は
- SNSで今月の出来事を発信するなら何か
- 討論の反省点は
- 討論の感想は
個人面接
- 25分より長い時間
- 面接官5人
- 450点(2次450点または500点満点)
※模擬授業・場面指導を含む点数
過去の質問内容
- 教員の志望理由は
- 徳島の志望理由は
- 教員になることについて、家族はどう思っているか
- 徳島県の教育の特色は
- 子どもを平等に扱うとはどういうことか
- 今までの受験は何で失敗点したか
面接の対応力を上げるには
教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・免除にならない
・自治体によっては、面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。
面接が苦手な人もいれば高得点を取る人もいますが、それぞれに共通していることがあります。
それは相手に好印象を持ってもらえるかどうかが大きな要因になっています。
どれだけ正確で深い知識をもっていても、悪い姿勢でボソボソ話していては印象としては悪く、合格は難しいです。
教採塾ブログでは専門スタッフによる面接練習をおこなっています。
A判定の取得経験のあるスタッフが面接練習をして
- あなたの長所と短所
- 短所の改善方法
- より面接官に伝わる面接の仕方
などをお伝えします。詳細は以下でご紹介しています。
また、面接で高得点を取る人、思った以上に点数が伸びない人。
それぞれの特徴については次の記事が大変参考になります。
無料で一部読めるので、ぜひ参考にしてみてください。
>>教採で落ちない面接 高得点を取る人の共通点と対策法

模擬授業・場面指導
模擬授業・場面指導のポイント、留意点など
- 450点(面接に含む)

徳島県は社会情勢の変化や防災教育への関心が高い県です。次の資料では徳島の教育の特徴がまとめられています。
徳島教育大綱
徳島教育振興計画 第3期
とくしま教員育成指標<改訂版>
この記事を書いた人

- 教採塾ブログ管理人
- 教採対策サークル主宰
- これまでに多くの合格者を輩出
- 教員経験 小学校・中学
X(旧Twitter):https://twitter.com/isshi_ec
教採情報や教員お役立ち情報を発信
フォローよろしくお願いします。
公式LINEでも教採に役立つ情報を発信中。
お友達追加するだけで対策資料4つを
🎁無料プレゼント🎁
いつでも教採対策がお得になる特典付き!
ぜひお友達登録をお願いします😃
