中国・四国

【2023年度】愛媛県教員採用試験のポイントと対策(全国最多20種類の加点)

愛媛県

愛媛県は教育の重点施策で
社会総がかりで取り組む教育の推進
を第一に挙げています。家庭や地域との連携や信頼される学校づくりに力を注いでいます。愛媛県の教育方針を理解しながら、試験対策をしていくのがいいでしょう。

試験の変更点

変更点はいくつかあります。
詳細は主な変更点をご確認ください。

  1. 現職教員を対象とした後期選考試験の実施
  2. 高等学校教員「情報」志願者の他教科免許状要件の撤廃
  3. 高校「工業」志願者の出題範囲、解答方法の変更
    →全員が同じ問題を解答
  4. 大学等推薦特別選考の実施【新規】
  5. 社会人特別選考の対象拡大
    →高校「情報」「工業」にも拡大
  6. 加点の変更【新規】
    →高校「情報」志願者のうち、採用予定者のある高校普通免許状(情報、農業、工業、商業及び福祉を除く。)を有する者に20点を加点

愛媛県が求める教師像は

愛媛県では、次のような人物を求めています。
愛媛県公立学校教員採用選考試験総合案内より)

子どもが好きで、未来を担う子どもたちを育成しているという誇りと気概を持って教育に当たることができる人

愛顔(えがお)にあふれ、あいさつを大切にする人

③仕事にも人にも誠実に向き合う

これらのことが求められています。

倍率と採用予定者数

気になる倍率ですが、去年の合格者数と今年の採用予定者数を比べて考えてみましょう。
(参考)採用試験実施状況

校種去年の合格者数採用予定者数採用数
小学校207名190名程度
中学校108名120名程度
高校
特別支援
88名
うち25名
115名程度
うち25名程度
養護教諭13名10名程度
栄養教諭1名若干名同程度
合計417名420名程度同程度

去年の採用数と比べると、小学校と養護教諭の採用数が大きく絞られる予定です。代わりに中学・県立学校(高校・特支)は大幅な採用増となります。全体でみると去年と同程度です。ですが、去年は396名採用予定に対し417名採用でした。愛媛県では予定数よりも多く採用される傾向があります。

気になる倍率ですが、全国的に教員の人気が低迷していることもあり、倍率は低下することが予想されます。
教員人気の低迷は、愛媛県でも志願者の減少として表れています。

愛媛県の教採志願者数と志願倍率は次のように推移しています。
1377人・3.2倍(R2年)→ 1192人・2.9倍(R3年)

去年は志願倍率の時点で2倍台でした。受験を辞退する人がいることを考える、実際の受験倍率はさらに下がります。全国と同様に、今年も教採受験者が減少することが濃厚です。
そして、この2.9倍は去年の全国の平均倍率である3.4倍よりも低い倍率です。愛媛県は全国と比べて合格しやすい自治体と言えます。

とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

かんがえるとここから

とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

教員の働き方に不安を感じるなら

教員に人気が低迷していることに、教員の働き方の過酷さが大きな原因として挙げられます。
・長時間労働
・支払われない残業代
・やりがい搾取
・異常なストレス
 など
残念ながら、合格されたのに辞める方も少なくありません。

幸せな教員生活を送れたら一番なのですが、現実はなかなかそうもいかないようです。
もし教員の働き方に疑問を感じるなら、次の記事がオススメです。

【教員辞めたい】教員からの転職、退職から転職までの4ステップまとめ

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【体験談】教員からの転職でオススメの業界【ブラックからホワイトへ】

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小論文試験

第2次選考試験で小論文試験が実施されます。

  • 60分
  • 1000~1200字以内
  • 20点(2次160点満点)

50分で1000~1200字以内です。

時間に対して厳しい文量ではありませんが、余裕があるとも言えない時間です。テーマについて考察し、自分の経験を絡め、何を書いていくかを決めていきます。整った構成で書けるようにするには、ある程度の時間を必要とします。本番までには練習を重ねて、客観性や一貫性のある文章が書けるようにしておきたいところです。

例として設問を見てみましょう。

平成30年 小論文テーマ
小学校
 今年度から、小学校において「特別の教科 道徳」が全面実施されています。教科化に伴い、特別の教科道徳では、教科書を使用し、評価は記述により表現することになりました。また、「考え議論する道徳」の充実や道徳的実践力の育成が求められています。
 あなたは小学校教員として、特別の教科道徳の授業において、特にどのようなことを重視し、どのような工夫を行いますか。具体的に述べなさい。

中学校
 平成29年3月、中学校学習指導要領が告示され、今年度から3年間の移行期間を経て、平成33年度から全面実施の予定になっています。新学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」が求められています。
 あなたは中学校教員として、「主体的・対話的で深い学び」をどう捉え、その実現に向けた授業改善にどのように取り組みますか。具体的に述べなさい。

引用 愛媛県公立学校教員採用候補者選考試験

ここで重要なのは

  • 問題の把握
  • 問題に対する取り組み
  • 関連する自らの経験

これらを最初に考えることです。
最初の5~10分くらいなら時間を割いて考える価値は多いにあります。最初に文の構成を決めることで、文章の内容がブレにくくなり一貫性のある論文が書けるようになるからです。

論文が苦手な方は段落の見出しだけ考える練習をするのがオススメです。見出しだけなので短い時間でも練習することができます。

小論文の書き方ですが、何度も合格小論文を生み出した書き方を詳しく解説しているサイトが参考になります。
合格した小論文を無料公開している記事もあるので、書き方の参考になるでしょう。
10回合格してわかった~合格できる教採小論文の対策

面接試験

愛媛県では1次選考試験で集団面接、2次選考試験で個人面接が行われます。

集団面接

  • 集団面接(+討論)
  • 6人グループ
  • 面接官4人
  • 300点(1次選考試験800点満点)

過去の質問内容

  • <討論の課題>
  • 体力の向上
  • 学校評議員制度、開かれた学校
  • 学力向上
  • 学校図書館の活用で身に付けさせる力
  • 言語環境、言語活動の充実
  • ボランティア活動が盛んに行われている背景と、今後どう取り組むか
  • 一人一人の教育的ニーズに合わせた指導支援に必要なこと
  • 部活動の意義
  • 開かれた学校について私の提案
  • 教員の人間関係の構築について
  • 子どもの人間関係をつくる上でどのような支援をするか
  • コミュニケーション能力を身に着けさせるには
  • 子どもの安心・安全について
  • 英語教育について
  • 学習習慣の確立
  • いじめや暴力をふるう児童が増えている。このような児童の家庭と学校はどのような関係を築いていくか
  • 心の教育をどうするか
  • 外国語活動について
  • 児童から信頼されるためにどうするか
  • あなたの学級でいじめが起きたらどうするか

    <質問>
  • いじめを防ぐにはどうするか
  • いじめが起きたらどう対応するか
  • 防災教育についての考えは
  • 高齢化にどういう立場で関わっていくか
  • 今、学校に必要なものは 10秒で
  • 理想の教師像とその理由 30秒で
  • 子どもにどんな力をつけさせたいか 10秒で
  • 他県を受験者は両方受かったらどうするか
  • 愛媛以外しか受からなかったらどうするか
  • 任務地の希望があれば何市何町か
  • 自己アピールを
  • 教師の資質を一言で
  • この校種を希望した理由
  • 教育に活かせる自分の強みは
  • 教員として志していること
  • 併願状況と第一志望、勤務地について
  • 自分を文房具に例えると何か、またその理由
  • ここ2日間の新聞で気になった記事を1つ
    →その理由は
  • 教育の中で体質なことは
  • 子ども達に何を伝えたいか
  • 自分の専門性は
  • 教員を目指す為にどのような努力をしているか
  • 給食で嫌いな物を残す子どもにどう指導するか
  • 息抜きの仕方は
  • あなたを採用するとどんないいことがあるか
  • 信頼される教師とは
  • 教育実習で学んだこと
  • 愛媛県の教育ニュースについて
  • どのような授業をしていきたいか

二次面接

  • 60点(2次選考試験160点満点)
  • ※保健体育は40点

過去の質問内容

  • 教員の志望理由は
  • 愛媛県の志望理由は
  • 誰にも負けないことは
  • 自立活動について
  • 大学でがんばったことは
  • 併願しているか
    →両方受かったらどうするか
    →愛媛以外が受かったら
  • 理想の学級とは
  • 自己PR
  • 人権学習で心にのこっていること
  • なぜこの校種か
  • 防災教育についてどう考えているか
  • 地域との連携を取るためにどのようなことをするか
  • 信頼される学校とは
  • 部活・サークルの経験から学んだことは
  • 任地の希望は
  • 自己肯定感の低い子にどう関わるか
  • ボランティア経験は
    →そこから学んだことは
  • 保護者とのかかわりで心がけていることは
  • 自分が大切にしているものは
  • 県の歴史上人物を挙げ、授業でどう活かすか
  • 最近心に残ったニュース、できれば教育以外
  • 尊敬できるや印象に残る先生は
  • 社会人として特に身に付けたい力、能力は何か
  • 教師に必要な能力は
  • 理数科目に興味を持たせるには
  • ストレス解消法は
  • どんな時にストレスを感じるか
  • 同僚と意見が食い違ったらどうするか
  • ICT機器の活用はしているか
  • ICT機器を使う時に心がけていることは
  • 学力の向上のためにどんなことが必要か
  • 英語力の向上にできることは
  • 特別支援教育についての考えは
  • いじめの未然防止にできることは
  • もしいじめが起きたらどう対応するか

面接の対応力を上げるには

教採は面接でいかに高得点を取るかが重要になってきます。
面接は
・配点が高い
・講師をすることで筆記は免除になるが、面接は免除にならない
・自治体によっては、筆記で合格最低点さえ取れば面接の点数順に一次合格になる
と、教採の中でも非常にウエイトの高い試験です。
どれだけ面接を攻略していくかが教採合格の鍵を握ります。

面接が苦手な人に共通していることがあります。
それは深い自己理解ができていないことです。
面接では法規的なことよりも、受験者自身のことが多く聞かれます。自己理解が深い人ほど、面接は有利に進められます。

自己理解を深め、合格を近づける秘訣は以下の記事にまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。

多くの人は教採合格に重要な自己理解が浅いです【オススメ分析方法3選】

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模擬授業・場面指導

過去の内容

  • <場面指導>
  • 自閉症の子どもが学校行事に対して不安傾向があり、パニックを起こす。担任としてどう対応するか
  • A男が教室で暴れていたので、腕を押さえて別室に連れていき、落ち着いてから下校させた。下校後に父親が「体罰ではないか。」と学校にやってきた。どう対応するか
  • A子は盗癖があり、何度も補導されている。ある日、同じクラスのB子の筆箱がA子のカバンから出てきた。A子は「知らない。」と言う。担任としてどう対応するか
  • 学校では原則禁止のスマホを持ってきている子どもがいる。聞くと緊急連絡用だと言う。保護者にどのように話すか
  • 小学部1年生のA君が休み時間に水の光にこだわり、授業が始まっても参加できず、連れて行こうとするとパニックを起こす。困った担任の先生があなたに相談にきたらどうするか
  • ある子が中心となってクラスの児童をいじめているという報告を聞いた。本人にどのような対応をとるか
  • 小学1年生が目の前にいると思って自己紹介

    <授業>
  • 防災教育について
  • 豊かな心について
  • 虐待への対応
  • 学力調査の結果を受けてどうするか
  • 心の教育の在り方について
  • いじめについて
  • 子どもの体力低下とその対策

自分の未来は自分で作る

年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。

合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。

未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。

あわせて読みたい
【50代も合格】教採合格に向けて実力を伸ばす!効果絶大の方法

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また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。

試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】

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