

「現在と未来を創る人」という人間像の実現に向けて、様々な施策を展開している相模原市。募集案内でリニア路線図やJAXA 相模原キャンパスに多くのスペースを使っていることから、未来を創造する志の高さが伺えます。

試験の変更点
- 第1次試験で小学校受験者の加点の拡大&点数増加
- 第2次試験で小学校全科の模擬授業で外国語(英語)の授業も可能に
相模原市の求める教師像
相模原市の求める教師像は3つあります。
(試験案内より)
○信頼される教師
子どもの願いや悩みに真剣に向き合い、家庭・地域・仲間と共に、その実現・解決に努める教師
〇人間性豊かな教師
子どもと共に感動を分かち合い、情熱を持って夢を語れる教師
○指導力向上に努める教師
子ども一人ひとりが「もっと学びたい」「もっと知りたい」と感じる授業を目指し、その実現のため自己研鑽に努める教師
これらのことが求められていますが、
どのようにアピールしていくのがいいのでしょうか。
倍率と採用予定数
気になる倍率ですが、去年の合格者数と今年の採用予定数を比べて考えてみましょう。
校種 | 去年の合格者数 | 採用予定数 | 採用数 |
小学校 | 87 | 100人程度 | 増 |
中学校 | 50 | 50人程度 | 同程度 |
養護教諭 | 5 | 5人程度 | 同程度 |
栄養教諭 | 2 | 1人程度 | 減 |
障害者選考 | - | 2人程度 | 増 |
合計 | 135 | 158人程度 | 増 |
小中学校の予定数が新設されたこともあり、全体的に採用予定数は増えています。(小学校採用予定数は去年80人)そして教員人気の低迷により、受験者は去年よりも減ることが見込まれます。
倍率について、去年の応募倍率は4.2倍でしたが実際の受験倍率は3.3倍(全国平均3.4倍)です。受験者減の流れもあり、今年は3.0倍ほどに下がると予想しています。
とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
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面接試験
相模原市では第2次試験で個人面接が行われます。
個人面接
- 20分
- 面接官4人
- 400点
- 教科指導及び専門性、教員としての資質や適性、人物に関する面接
評価の観点
評価の観点が公開されています。
(評価の観点より)
- 教科指導及び専門性・人物に関する面接を実施し、次の観点で評価します。
- 姿勢・態度
- 社会性・協調性・コミュニケーション能力
- 向上心・使命感
- 知識
過去の質問内容
- 自分の模擬授業に点数をつけるなら何点か
- 模擬授業のこの後の展開は
- 一斉授業の利点と欠点は
- 良い発問とはどのような発問か
- 導入・展開・まとめのどれを重視するか
- 忙しい中、どのように教材研究をしていくか
- 子どもとはどのように関わっていくか
- 落ち着きのない子どもにはどう対応するか
- わかる授業とはどのようなものか
- 授業で大切にしていることは何か・長所と短所について
- 教育実習について
- 外国語について、アピールできることはあるか
- 発達障害を抱える子どもへの支援方法は
- 支援を必要としている児童の保護者は、学校に何を求めていると思うか
- 生きる力とは何だと考えるか
- 教師として、どのように地域と関わるか
- 先輩教師が体罰しているのを見た。どうするか
- 同僚と良い関係を作るにはどうするか
模擬授業
以下の手順で進められます。
・導入から展開にかけての7分
・5~6人グループ
・面接官4人
・100点
・資料の配付は生徒役にだけできる
・生徒役に質問等はしてもよい
(実施要項より)
○ 教科等の1単位時間の授業計画を立て、導入から展開にかけての最初の 7 分間の模擬授業(7分間には準備、片付けの時間は含みませんが、それぞれ1分以内で済ませてください。)
※1 指導案(A4サイズ1枚片面)を、試験当日に提出していただきます。
※ 2 様式やテーマの指定はありません。
※ 3 会場は、普通教室です。(普通教室で行う授業を想定してください。)
また、評定や選考方法については市のHPで公表されていま。。
模擬授業に関する留意事項について
模擬授業で使用するものについては、各自で用意してください(白チョークは事務局で用意します)。
【ノートPC、スマートフォン、タブレット等について】
ご自身で用意するノートPC、スマートフォン、タブレット等の情報端末機器につきましては、インターネット接続を遮断した状態での使用のみ可とし、準備・片付けはそれぞれ1分間とします。なお、事務局で用意するHDMIケーブルを用いて、教室備え付けのテレビに接続して動画・静止画等を画面に映し出すことも可能です。
また、ファイルを保存したご自身のUSBメモリ(USBメモリ以外の外部記憶媒体は不可)を持参し、事務局で用意するノートPCに接続して使用いただくことも可能です。但し、第2次試験受付当日、受付にて事務局によるUSBメモリのウイルスチェックを実施させていいただきます。ウイルスが検出された場合は如何なる理由であっても使用不可とさせていただきます。※情報端末機器の接続不具合、USBメモリからのウイルス検出、事前の1分間で準備が出来ない場合は別の方法にて授業を実施してください。
【指導案以外のプリント配布について】
面接員への指導案以外のプリント配布は不可とします。
【会場(普通教室)内、黒板以外への資料の掲示について】
黒板以外への資料の掲示は可能ですが、準備・片付けはそれぞれ1分間とします。
評価の観点
1単位時間の授業計画を立て、導入から展開にかけての最初の7分間の模擬授業を実施し、次の観点で評価します。
○ 姿勢・態度
○ 社会性・協調性・コミュニケーション能力
○ 知識・技術
自分の未来は自分で作る
年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。
合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。
未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。
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【50代も合格】教採合格に向けて実力を伸ばす!効果絶大の方法
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また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。
試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】
教採対策おすすめ書籍

過去の試験内容や評価の観点は教員採用試験実施状況・結果から調べることができます。
また、
第2次相模原市教育振興計画 概要版
を読むと、相模原市の教育についての理解を深められます。
教採塾では
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を用意しています。
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岸上隆文の教員採用試験対策塾