関東

【2022年】栃木県教員採用試験のポイントと対策(面接の内容や評価基準も公開)

岸上 隆文

栃木県は年齢制限の大幅な緩和や適性検査の廃止など、受験の門戸を広げています。それだけ優秀な人を確保したいという表れです。これは合格をつかむ大きなチャンスです。

試験の変更点

変更点はいくつかあります。詳細はとちぎの求める教師像をご確認ください。

  1. 第2次試験の小学校・特支小学部の実技試験の廃止
  2. 中学校英語の加点制度の基準緩和
  3. 特別支援受験者の受験資格の変更

栃木県の求める人物像は

とちぎの求める教師像
~自信と誇りをもって子どもたちと向き合える教師~
として求める人物像を3つ掲げています。
とちぎの求める教師像より)

〇人間性豊かで信頼される教師
 教師には、子どもたちの人格形成に関わる一人の人間として、豊かな人間性や社会性、常識と教養、礼儀、コミュニケーション能力などの資質が求められる。
 子どもたちが自分自身の目標に向かい、自己実現と社会的自立ができるよう、保護者や地域と連携し、教師自身が学び続ける姿勢を示すことが信頼につながる。

幅広い視野と確かな指導力をもった教師
 教師には、研究と修養に努めながら幅広い視野と教養、そして、確かな指導力を身に付けることが求められる。
 これからの社会を生きる子どもたちには、生きる力を支える確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和のとれた育成が求められる。

教育的愛情と使命感をもった教師
 教師には、自分の仕事に対する使命感や誇り、子どもに対する愛情や責任感をもつことが求められる。
 教職に対する誇りや、子どもたち一人一人の個性や能力を伸ばそうとする深い愛情は、様々な教育課題を乗り越える力となり、それが子どもの成長とともに教師自身の成長にもつながる。

これらのことが求められています。

倍率と採用予定数

気になる倍率ですが、去年の合格者数と今年の採用予定数を比べて考えてみましょう。

校種去年の合格者数採用予定数採用数
小・中学校小279名
中178名
400名程度
小・中学校
(特支学級経験)
-15名程度-
小学校(英語)-30名程度-
高校65名60名程度同程度
特別支援40名40名程度同程度
養護教諭(小・中)22名12名程度
養護教諭(高・特)1名若干名同程度
合計585名557名程度

採用予定数は去年の合格者数よりも減っています。ですが、採用予定数よりも多く採用がされる傾向があります。

また、教員の人気が低迷していることもあり、今年の倍率は去年の3.6倍よりも下がると予想しています。

とはいえ、油断は禁物です。しっかりと対策を取った上で試験に臨むことが大事です。もし不安な方は他都道府県の併願を視野に入れるのもいいでしょう。経験とチャンス、選択肢を増やすことができます。
【日本全国】66自治体の情報を集めまくって気づいたこと

面接試験

栃木県は2次試験で個人面接・集団討論が行われます。

個人面接

面接での
評価の観点
面接委員(どのような人が面接官をするのか)
選考基準

といったことは詳しく公表されています。
栃木県公立学校新規採用教員選考基準より)

①面接委員…民間企業の人事担当者等、教員以外の行政職員を含む4名
②面接時間等…1人20~25分程度
③評価の観点…主として指導力・堅実性・判断力
④総合評価…ABCDEの5段階評価

過去の質問内容

・志望動機
・いじめをなくすためにどうするか
・学習意欲を高めるために、どうするか
・普通教室における特別支援教育について、具体的な場面を挙げ、心がけていきたいこと
・不登校の児童がいる。子ども、保護者にどういった対応をするか
・教員になったとき、どのようにスキルアップをしていくか
・優しい先生と厳しい先生どちらになりたいか。理由もあわせて
・どんな気持ちで待っていたか 
・確かな学力についてどう考えているか。また、それを踏まえどう指導するか
・学力が低い児童に対する指導は
・卒業論文のテーマは
・あなたが教員に向いていると思う所は
・理想の教師は
→それに近づくために努力していることは
・今まで受けた指導で印象に残っていることは
・楽しく面接できているか
・子どもは好きか
・子どもには相性の合う子も、合わない子もいるが、どう関わっていくか
・子どもとどう信頼関係を築いていくか
・体力に自信はあるか。
・学校の教員となると体力は必要だが、本当に大丈夫か
・勤務地はどこがよいか  
・教師として向いているところ
・どのように楽しい授業をつくるか
・算数(数学)を勉強する良いところは
→子どもに話すつも言ってみて
・パソコンを使うにあたって、弊害と利点  
・担任は楽しいだけじゃ通用しない、どうする
・他人に誇れるところはなにか  
・一番苦労したことはなにか
・挫折経験は  
・今日は練習の成果は出たか
・考えていた質問はでたか

集団討論

①面接委員…民間企業の人事担当者等、教員以外の行政職員を含む4名
②面接時間等…1グループ(10人程度)40~50分程度
③評価の観点…主として協調性・対応力・堅実性
④総合評価…ABCDEの5段階評価

討論のテーマ例

・主体的に学ぶ態度の育成について
・いじめの早期発見と対策
・学校における安全の確保について

自分の未来は自分で作る

年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。

合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。

未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。

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また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。

試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】

教採対策おすすめ書籍

岸上 隆文

栃木県は選考基準を公表しているので、1次試験の合格人数や2次試験の合格基準などが分かります。その分フェアで透明性の高い試験だといえます。教員育成指標の概要なども合わせて、資料をよく見て対策を練っていくことが合格への道筋となります。
 栃木県教員育成指標(教諭)
「栃木県教育振興基本計画2020 -教育ビジョンとちぎ-」

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