関東

【2022年】神奈川県教員採用試験のポイントと対策(採用数微減だが、大きな変化なし)

岸上 隆文

神奈川県は少子高齢化、グローバル化、情報化などの変化に対応しようとしています。神奈川県の教育への理解を深め、対策を進めていきましょう。

このような人材を求めています

神奈川県が求める人物像は3つあります。
かながわの人づくり「かながわ教育ビジョン」、このような人材を求めていますより)

人格的資質と情熱をもっている人
〇豊かな人間性と社会性、高い対人関係能力とコミュニケーション能力をもっている人
〇子どもへの教育的愛情と責任感、教職に対する使命感と誇りをもっている人
〇高い倫理観をもち、公平・公正に行動できる人、
〇変化に対応し、学び続ける向上心をもっている人

子どもや社会の変化による課題を把握し解決できる
〇子どもをよく理解し、多様な教育的ニーズに対して適切に対処・指導できる人
〇得意分野をもち、個性豊かで・連帯・協力しながら指導できる人
〇豊かな創造力をもち、新たな課題へ積極的に挑戦する意欲や実行力をもっている人
〇教職員全体と協力し、学校全体を意識しながら組織的に取り組むことができる人
〇保護者、地域の人々と協力して取り組むことができる人

子ども自ら取り組むわかりやすい授業を実践できる人
〇子どものやる気を引き出し、意欲を高めることができる人
〇わかりやすい授業の実践ができる人
〇高い集団指導の力をもち、望ましい学級づくりができる人
〇授業研究を生かした校内研修に進んで取り組むことができる人

これらのことが求められていますが、
どのようにアピールしていくのがいいのでしょうか。

採用予定数と倍率予想

去年から採用数はどう変わり、倍率はどうなるのか。
去年のデータと比較して考えてみましょう。

校種・教科去年の合格者数採用予定数採用数
小学校388350人程度
中学校-国語4238人程度
中学校-社会3228人程度
中学校-数学2625人程度ほぼ同じ
中学校-理科3325人程度
中学校-音楽1216人程度
中学校-美術1217人程度
中学校-保健体育3432人程度ほぼ同じ
中学校-技術810人程度
中学校-家庭1312人程度ほぼ同じ
中学校-英語4438人程度
中学校-合計256240人程度
高校-国語7565人程度
高校-地歴公民5550人程度
高校-数学5655人程度ほぼ同じ
高校-情報910人程度ほぼ同じ
高校-理科4335人程度
高校-音楽55人程度同じ
高校-美術65人程度ほぼ同じ
高校-書道-1人程度
高校-保健体育4950人程度ほぼ同じ
高校-家庭78人程度ほぼ同じ
高校-英語8880人程度
高校-工業99人程度同じ
高校-商業32人程度ほぼ同じ
高校-農業42人程度
高校-福祉21人程度ほぼ同じ
高校-水産22人程度同じ
高校-合計413380人程度
特別支援学校128135人程度
養護教諭2525人程度同じ
障がいのある人を対象とした
特別選考
-20人程度
合計12101130人程度

全体を通して60人、約5%の採用減です。
・大きな減少ではない
・教員人気の低迷
という状況からすると、倍率(去年は4.1倍)からは大きく変動しないと予想しています。

6月17日に応募状況が発表されました。応募者数が300人以上減り、応募倍率が4.6倍と去年の5.0倍を下回りました。実際に受験する人はここからさらに減るので、受験倍率は去年よりも下がることが濃厚です。

一昔前よりも倍率は下がってはいるものの、4倍という数字は決して簡単な倍率ではありません。他の自治体の倍率から、併願を考えるというのも選択肢の一つです。
参考)
2020年の教採に見る2021年の狙い目

面接試験

神奈川県では第2次試験で個人面接が行われます。

個人面接

・25分
・面接官3人

評価の観点

評価の観点より

○姿勢・態度
・社会人としてのマナーを身につけているか
・落ちついているか
・まじめに対応しているか
・礼儀正しいか
・明朗快活か

○判断力・表現力
・質問を正しく理解しているか
・考えていることを十分に述べているか
・話はわかりやすいか
・音声は明瞭か
・用語は適切か

○堅実性・信頼感
・高い倫理観があるか
・計画性があるか
・公平・公正であるか
・肯定的に物事を捉えられているか
・情緒は安定しているか

○協調性・社会性
・リーダーシップがあるか
・仲間と協力して活動できるか
・保護者・地域の方と協力して活動できるか
・組織の一員として行動できるか
・他者を共感的に理解できるか

○意欲・積極性
・教育に対する情熱があるか
・自ら学ぶ姿勢があるか
・得意分野の向上と活用について考えているか
・決断力があるか
・主体性があるか

○適応性・使命感
・豊富な生活体験があるか
・子どもへの教育的愛情があるか
・粘り強く指導することができるか
・職務についての自覚があるか
・人権に対する認識を持っているか

過去の質問内容

・教員を志望した理由は
・神奈川県の志望理由は
・不登校の子がいます。休んだ1日目はどうするか
→2日目や3日目はどうしますか
・低学力の子を授業に参加させるためにどうするか
・教員の不祥事と聞いて何を思い浮かべるか
・不祥事をしないためにどうするか
・ストレス解消法は
・他県は受験していますか
・両方受かったらどうするか
・他方だけ受かったらどうするか
・少人数と担任どちらがしたいか
→その理由は
・少人数と担任の違いは
・待っている間に何を考えていたか
・教育実習にいついくか
・教育実習で学んだことは
・ボランティア経験は
・ボランティアではどんなことをしたか
・ボランティアで学んだことをどう教育に活かすか
・かながわティーチャーズカレッジで学んだことは
・普段テストで40点の子が60点を取った。どう言葉をかけるか
→その子が次のテストで0点をとったらどう言葉をかけるか
・同じ学年の先生が子どもを廊下に出して授業を受けさせずに正座させている。その先生はあなたのことを指導してくれている。どうするか
→その先生とは関係悪くならないか
→その先生と今後も話をしていくか
・卒業研究についてどんなことをするか具体的に
・命の大切さをどのように伝えていくか
・マットをしていて頭を打った子にどうするか
→保護者にどう連絡するかやってみて。
・クラスに障害のある児童がいればどうするか
・どんな教師になりたいか
・そうなれるか
→そのために努力していることは
・模擬授業で工夫した点は
・授業をする時に重要なことは
・学習に行き詰っている子への対応は
・学習指導要領とは
・学習指導要領の変更された内容を挙げよ
・「言語活動の充実」についてなぜ重要とされているか
・コミュニケーション能力を高めるためにどのような指導を考えているか
・あいさつが出来ない子にどのように指導するか
・苦手な科目はあるか。また、どのように克服するか。
・「勉強はつまらないからしたくない」という子にはどのような対応をするか。
・成功体験と失敗体験、どちらを多くさせたいか
・失敗体験をした時は、どうするか
・部活・サークルを通して何を学んだか
・学級目標は何か
・いじめについてどう考えているか
・いじめを未然防止するためにどういう取り組みをするか
・もしいじめが起きたらどうするか
・教師の魅力とは
・教師に一番必要な資質・能力は
・一般企業の勤務歴は。また業務の内容は
・現在はどのような仕事をしているか
・会社を辞めたときの同僚や上司の反応は
・なぜこの校種を志望したのか
・部活動をやっていて苦労したことは
→どう乗り越えたか
・人間関係で悩んだことがあるか。解決したか
・組織の中で仕事を行う上、心がけていることは
・教育現場(介助員をして)にいてどう思うか
・他人から見てあなたはどのように思われているか
・保護者から様々な要望があった場合、どのように対応するか
・地域を活用したテーマで授業を行う場合の具体的な内容は
・特別支援学校勤務でもいいか
・神奈川県の魅力とは
・神奈川県の教育の良さは
・保護者が学校に求めていることは
・保護者の方から「授業がつまらない。」と連絡帳に書かれていたらどうするか
・これからの教育に求められることは
・体罰はなぜ起こるか
・地域との連携で心がけていることは
・国語で身に付けさせたい力は
・道徳の授業でどんな力を身に付けさせたいか
・挨拶をしない子にどう指導するか
・靴が隠された子がいればどう対応するか
・インクルーシブ教育についてどう考えるか
・インクルーシブ教育の課題は何か
・最近の気になるニュースは
・よい教師関係とは何か
・グローバル教育とは何か
・英語教育で大事にしたいことは
・人権についてどう考えるか
・子どものICT機器の活用で心がけたいことは
・情報化社会で子どもに身に付けさせたい力は

模擬授業(協議含む)

模擬授業のポイント、留意点など
(参考 模擬授業の内容

a 指定されたテーマに沿った1単位時間の授業計画を立て、導入から展開にかけての最初の10分間(準備、片付けを含む)を模擬授業として行います。
※ 指導案(A4用紙1枚の予定)は、試験当日に提出していただきます。
※ 授業は教室で行います。着替えなどはできません。また、会場の電源は使用できません。なお、危険物(火気、劇薬等)の持込みは禁止します。

b 協議は、最初に各受験者から自己評価を発表し、その後は、司会を決めずに受験者同士で、模擬授業とその自己評価及び指定されたテーマに沿って協議を行います。

評価の観点

○指導力・表現力
・板書・指示は的確か
・教材作成に創意工夫はあるか
・柔軟な対応ができているか
・子どもの意欲を引き出す構成か

○姿勢・態度
・活気や熱意があるか
・児童・生徒と向き合っているか
・安心感があるか
・誠実に取り組んでいるか

○協調性・対人関係能力
・わかりやすく簡潔に考えを述べているか
・他者を共感的に理解しているか
・状況を判断し発言しているか
・意欲的に協議に参加しているか

過去のテーマ

小学校
ねらいを明確にし、児童が主体的に課題解決を図るよう工夫された授業
中学校
ねらいを明確にし、生徒が主体的に課題解決を図るよう工夫された授業
高等学校
目標を明確に示し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた工夫のある授業
特別支援学校
発達の段階等をふまえ、児童・生徒の具体的な活動を通して、自ら取組む意欲をもって行動する力を育てる授業
養護教諭
自分や他者の「いのち」を大切にする豊かな心や健やかな体を育むため、児童・生徒が「いのち」の捉えを広げたり深めたりするよう工夫された授業

内容及び留意点

(1)テーマに沿った1単位時間の授業計画を立て、指導案(注意参照)を作成し、導入から展開にかけての最初の10分間(準備、片付けを含む)を模擬授業として行います。
・受験する校種等・教科(科目)等の授業を行ってください。
・授業は教室で行います。机やいすの移動、着替えなどはできません。また、会場の電源は使用できません。なお、危険物(火気、劇薬等)の持込は禁止します。

(2)各受験者(10名程度)の模擬授業がすべて終了した後に、司会を決めずに受験者同士で協議を行います。
・協議の流れの説明と終了の合図は面接員が行います。
・各受験者は順番に、テーマに沿った授業計画に関して自己評価を発表します。(1分程度)
・模擬授業及び自己評価を踏まえ、テーマに沿って協議を行います。(20分程度)

自分の未来は自分で作る

年に1回の教員採用試験。
合格すれば安定した職に就くことができますが。合格しなければ次のチャンスは1年後です。

合格できる実力を試験までにしっかりとつけたいところです。
勉強や対策は継続することで大きな力になります。

未来の後悔を避けるためにも、対策のポイントを押さえておくといいでしょう。

あわせて読みたい
【50代も合格】教採合格に向けて実力を伸ばす!効果絶大の方法

続きを見る

また、教採合格に向けて努力する一方で、人生を左右する試験を年に1回だけに絞るのはなかなかリスクの高いことだと考える方が多いです。

試験対策と同時に、セーフティネットを作っておくとで、より安心して行動できます。
教採と同時にとっておきたい行動4選【結論:早く次の行動を起こす】

教採対策おすすめ書籍

岸上 隆文

スポンサーリンク

<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<!-- kyosaijuku-kishigami-pc -->
<ins class="adsbygoogle"
style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-4823977368031872"
data-ad-slot="7542936846"
data-ad-format="auto"
data-full-width-responsive="true"></ins>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
</script>

-関東
-, ,